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筋肥大や筋力増強のために総トレーニング量を本当に理解できるnote

総トレーニング量とは?

簡単に説明すると、筋力トレーニングで実施した総重量が総トレーニング量です。

ベンチプレスで例えるならば

1RM(自己ベスト)が100kgの人が
90kg×3レップ×3セット実施した場合
総トレーニング量は810kgとなります。

近年では、この総トレーニング量が

筋肥大に最も影響する

と様々なシステマティックレビュー・メタ解析にて記されています。
筋力増強にとっても総トレーニング量は重要ですが、それ以上にトレーニング強度の方がより重要となります。ですが、筋肉量と最大筋力には正の相関関係が成り立ちますので、最大筋力の向上という視点からも総トレーニング量は重要な要素となることは明白です。

つまり、総トレーニング量が大きいほど筋肥大効果が大きいと理解しても差し障りありません。
ですから、一般的には

90kg×3r×3s=810kgと
90kg×1r×9s=810kgは同じ総トレーニング量なので、筋肥大効果は同様と言えるでしょう。

しかし、SNSにおいて筋肥大や筋力増強に

総トレーニング量は重要じゃない

総トレーニング量があっても筋肥大しない

という意見が一部あります。

本当にそうでしょうか??
数多くの論文、そして、現世で最も医学的根拠・科学的根拠のレベル1に相当するシステマティックレビュー・メタ解析の結果を否定するような個人的見解(現世で最もエビデンスレベルが低い)が正しいでしょうか?

色々な意見があることは尊重しますし、否定する気はありません(科学的分野においても反論意見はありますし問題ないと思います)が

恐らく、

恐らくですが、

総トレーニング量を否定する人は

論文に記載されている

総トレーニング量は本質的に何なのかを理解できてないのではないか?と私個人は感じています。

SNSを見渡しても

総トレーニング量を本質的に説明し、筋肥大に影響が無いとする意見を理論的に否定している人がいませんでしたので、今回、記事にすることとしました。

トレーニングに精通している人であれば、今更聞く必要のない記事かもしれません。

総トレーニング量を根本から理解したい人、自分のトレーニングに活かしたい人は是非手に取ってみて下さい。

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