パワーリフティングやスポーツ競技でのピーキング・プロトコルについての最新エビデンス【ベンチプレス向上のためのテーパリングと中断】
今回、ご紹介するのはパワーリフティングを始め、様々なスポーツ競技において大会出場にむけてパフォーマンスのピークを本番に持っていくための「ピーキング」について科学的考察を含めて論文をご紹介します。
目的とする競技/大会の前にアスリートはパフォーマンスを最大限引き出すために、
テーパリング(tapering)や
トレーニングの中止(training cessation)を用いて
パフォーマンスを特定の日に最大化させることを
ピーキングといいます。
概要
現在、多くの論文報告では水泳、サイクリング、ランニングなどの持久力ベースのスポーツ競技でピーキングプロトコルは焦点が当てられており、パワーリフティングや瞬発力ベースのスポーツ競技においては、トレーニングの中止(training cessation)やテーパリングをどの様に使用して1RMの増強を引き出すのかは良く理解されていません。
現状、最大筋力のピーキングプロトコルに関するエビデンスは不足しているのが現状です。
そのため、パワーリフターは、エビデンスに基づくピーキング・プロトコルを使用しておらず、試行錯誤や経験からピーキングの最適手段を決定しているのが現状です。
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