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本当のコーチはクライアントを「名刀の主」にする

2年くらい前から刀剣ブームですね。
もっと以前からなのかもしれませんが、私が知ったのがそのあたりです。
刀文のキラリとした光り具合や、持つところ(柄というのか、鎬というのか)の細工など、精緻な伝統美に圧倒されます。

刀剣は切れ味もいい(んでしょう)
そして姿カタチも、美しい。

何より、「仕える主」によっても刀剣の価値が変わります。

ナポレオンとか、徳川家康の刀剣、って見てみたいですね。

「名刀」が価値をあげるためには
日ごろの手入れ「磨き」をかけることは
必須ですね。

コーチングや、カウンセリング、コンサルタントという
仕事をしている方も、この

「名刀」

ではないかと考えるのです。

あなたの美しさ、切れ味で、主の問題に切り込みをいれていく。

しかし、名刀は名刀であって、剣士=使い手ではないです。

だから、下手な剣士のところへいくと

「自分の出番ないな」
「あ~なまくら刀でも、これできるよ」

ってこともあるかもしれないですね。

しかし、そんな時こそ勝負です。

いや、勝負といっても、決して誤ってはいけないのは

「持ち主」をあやめてはいけないってこと。

持ち主を、名刀の主にしていくのです。

剣士は、その刀を使うたびに、
ちょっと手や足を傷つけるかもしれない。
その

「ちょっとしたイタミ」

が大切です。

今までの、腕の振り方では、手を傷つけるのだ。
これまでの、踏み込みでは、相手に届かない

より良い「使い方」=ゴールのプロセスを
身をもって教えてあげるのも、また名刀の役目です。

痛みを伴って、名刀をふるうだけの技量を身につけた時、
名刀は、名刀たる切れ味を発揮して、
複雑な世の中を、渡っていく武器になります。

最初は

「反りが合わない」

かなと思っても、いつか

「懐刀」として、なくてはならない存在になる。

それが、コーチという隠れた名刀の役目ではないかと思います。


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