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秋の柿しごと(余った皮でタンニン鉄と堆肥をつくるよ)

田舎住まいの楽しみのひとつ、干し柿づくりです。^^

柿の木を育てずともご近所さんにたくさん柿をいただけます。
今回は干し柿づくりで余った柿の皮を作って植物さんの活力剤タンニン鉄(二価鉄)を作ります。

ムキムキ

巻き巻き

日当たりと風通しのよい出窓に干します。

たくさんの皮

こちらの渋柿の皮を利用してタンニン鉄(二価鉄)を作ります。^^

以下現代農業2020年1月p58より抜粋。

植物は根酸を出してpHを下げ、3価の酸化鉄を少しでも溶かして動かそうとするんです。
根酸にはキレート物質が含まれているし、根圏に生息する微生物の分泌物にもキレート物質があり、それらと反応してキレート鉄ができる。これでようやく植物体に鉄を取り込む準備ができます。
 鉄ミネラル液(タンニン鉄)の場合、キレート物質のタンニンによって、あらかじめこの状態の鉄を根に供給しているというわけです。

植物が三価鉄から二価鉄に変えるエネルギーを省略できるため、生長のためにエネルギーが回ってストレスに強くなるとのこと。

※ちなみに市販の二価鉄資材には、メネデール、鉄力あくあ、ALAFeSTA、鉄力あぐりなどがあります。

今回、鉄資材として使い捨てカイロを利用しました

カイロの中身は、鉄粉・水・バーミキュライト・活性炭・塩類で、環境を汚染するものは含まれていません。(※)

皮と水とカイロの中身を入れて混ぜます

お水が黒くなれば完了です

2日後

ステキな色になりました^^

こちらを古タオルで濾して、だいたいの希釈であげます。

原液であげる農家さんもいるし、200倍ぐらいに薄める方もみえるそうです。決まりはないそう。

そしてカイロの中身は土壌改良材にもなるので、「台所堆肥」ゾーンに皮といっしょに埋めました。^^

発酵を早めるためにえひめAIと光合成細菌をかけて…

土をかぶせたら柿しごと完了です^^

人間も動物さんも植物さんも柿さんの恵みをたっぷりいただきますね~。

動画も作ったのでぜひぜひご覧ください!

#柿  #干し柿 #タンニン鉄 #二価鉄 #堆肥 #えひめAI #光合成細菌 #SDGs



補足
小林製薬さんのHPでは、カイロに含まれる塩類が植物の生育に影響があるので土に埋めることは推奨していないとありますが、1袋に含まれる塩類の量は1~2g。
それを水で希釈して使用するので問題のない量と判断しました。
ご利用は自己判断でお願いいたします。

植物によって塩害耐性のあるなしなどあるそうなので、様子を見ながら使ってみようと思います。

使い始めて1ヶ月経ちますが今のところ害はありません。(2021/11/24)

参照リンク


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