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プチ日記「芸術が生まれるとき」と「遊戯三昧」

芸術が生まれるとき。

それは、感情が喜びに振り切れたとき。
感情が悲しみに振り切れたとき。

約10年前に書いたメモを久しぶりに読み返して思ったのは、

若く青く 感情のマネジメントもままならない頃の方がエモい表現ができていたような気がする、ということ。

綺麗さがない一方で、凹凸のある表現ができていたような気がする。

成熟しするということは、穏やかで静かに成るということではなく、喜びも怒りも哀しみも楽しみも、さまざまな感情を感じているほどに感じ、味わいつつ、その私自身を観察することができるようになっている、ということ。

仏教に遊戯三昧という言葉がある。

喜怒哀楽を十全に愉しむ。
だからこそ芸術がちゃんと生まれる。

年を重ねるごとに、その領域に近づいていきたい。

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