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【もくもくブログを書く】に参加して

侮ることなかれ!!濃密な60分間


夏からお世話になっているコミュニティ【京都くらしの編集室】で開催されている「もくもくブログを書く」に参加した。


全体の構成は、

・アイスブレイク(主宰の江角さんが「今日は何を書きますか?」を参加者に聞きながら)

・書く(ビデオオフ、マイクオフ)

・ブレイクアウトルームで感想を述べ合う

・再び全員集合して〆

これを60分間でやるのだけれど、時間経過の感覚が異次元だ。


やっている内容は、盛りだくさんのようでいて終了を告げられると「え?もう?」となる。でも、ブログは間違いなく書き進められている。特に集中できた日などは、ほぼ書き上げられるくらいまでの形が見えるところまで書けているのだ。眉間にシワを寄せて机にかじりついて書いたわけではないのですよ?何だったら、笑顔で会話をして「いってきま〜す」なんて穏やかに各々の書く世界へと出発し、心地よい集中時間ののちに再び笑顔で会話をする余裕さえある。緩急自在な60分間なのだ・・・!



まずはひたすら書く

「いってらっしゃ〜い!」と見送られたら、各々がビデオとマイクをオフにして、それぞれの世界に籠もる。

この日の私は、ある日の朝焼けの美しさを表現する言葉をきっかけに、語源について書かれた本の書評に取り組んだ。

前回、前々回、と、ちょっと失敗したことがあり、今回は気をつけるようにした。シェアする際に自分が書いたものをウェブ上で共有して読み合うのだけれど、アメブロで作成していた画面をコピペしたら、フォントの大きさや行間ごとに異なるスペースまでがそのまま表示されてしまい、私だけがかなりのスペースを占領してしまう事態に・・・。さりとて、その瞬間にはこの限られた時間内に代替案も浮かばず、他の方には申し訳ない気持ちになりながらそのまま共有させていただいた。今回は、文書作成のアプリ上で下書きしたものをコピペしたので、安心する収まり感だった。

※画像はイメージです



ブレイクアウトルームはオラクルカードに似ている


 各々がWeb上に共有するための文章をコピペしている間に、ブレイクアウトルームについての簡単な説明とほぼ同時に、「いってらっしゃ〜い」とまた見送られる。自分の顔だけが画面に大映しになっている緊張の数秒間があり、パッと画面が二分割されたと思うと、お隣の枠に今回ご一緒する方のお顔が映し出される。この瞬間に仏頂面で現れる人は、オンライン時代になってから一度もお目にかかったことがないので、どういう組み合わせになろうと恐怖はない(そりゃそうか・・・)。お相手に対して心配をしたことはないのだけれど、この場合、相手の方の文章を読んで感想を述べさせていただくというミッションもある。限られた時間で読み、その感想を述べる。何か有益なことをお伝えできるだろうか・・・自分・・・!というプレッシャーは常にあるから、その点だけは緊張する。


 ブレイクアウトルームの組み合わせは、オラクルカードに似ているなと思う。これは特に、AIによって自動振り分けをされた場合に強く感じるのだけれど、何しろその時の自分にぴったりな方とご一緒する確率が高い。


・お会いしてみたかった、お気に入りブログの著者さん

・年代や考え方が近く、共感ポイント満載の方

・「そうそう!今私が欲しかった情報はまさにそれ!!」というヒントをくださる方

・・・など、シンクロポイントが高かったり、学びに繋がったりしてしまうので、「お相手のブログを読む」「その感想を述べる」「私の文章へのご感想もいただく」ことに加え、「ご一緒できてよかったー!」な会話もしてしまうから更に忙しい(笑)。


 今回は、その当日がまさに息子さんのお誕生日、という元気ハツラツなママライターさんとご一緒した。彼のお誕生日にちなんで、生まれた日の状況を綴りながら、「おめでとう」と「ありがとう」の気持ちが込められた素敵なブログをお書きになっていた。


泣いた・・・


 プライベートなことなので詳細は割愛するけれど、出産準備からその手に我が子を抱きしめるまでのご家族を含めたドラマがそこにはあり、ただでさえ時間がないのに、今度は涙が出てきて困った(笑)。

一貫したポリシーをお持ちの産院と、そんな大きな愛に見守られながらただただ無事に生まれてきてくれますように、と“お腹の赤ちゃんと協力しながら”出産をしたお母さん。それぞれの持ち場で出来ることをしようと待ち構えている夫さんと長男くん。人間が一人、この世に生まれてくるってなんて壮大なドラマなんだろう!

自分自身が切迫早産気味で入院期間が長かったこともあり、その時期のなんとも言えない不安な気持ちや無事に対面できた時の「もう、なんでもいいや〜!!」という手放しで喜べた感覚を思い出して、読了後はおおらかな気持ちになれたのだった。


完成!!

 
 ブレイクアウトルームから戻り、全員から一言ずつ感想を伝え、【もくもくブログを書く】時間は終了した。

・集中してどんどん書き進められたこと

・お相手の方からのフィードバック(今回は情景の描写を褒めていただいたので、伝えたい部分がストレートに伝わったという自信に繋がった)

この2点のおかげで、終了後、数分でブログを書き上げることができた。


↓ その時のブログがこちら




読んだ本はこちら

※もうすぐ発売です。



まとめ

 月並みな感想になってしまって恐縮なのだけれど、充実した時間を過ごすことができた満足感が半端ない。60分間という時間をフルに使い、しかも、考える、書く、読む、相手のフィードバックを聞く、言葉を繰り出して話す、自分自身が持つ感覚もすべて注ぎ込んでブログを書き上げる、という作業の心地よさ。ブログは一人で書くことが可能なツールだ。でもそこに他者が関わることでスピード感が増し、目的意識も研ぎ澄まされることが実感できる。一人で書くことには変わりないけれど、カフェの中で他者の存在を感じながら書くそれとは、また違った緊張感が心地よい時間だった。


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