栄養情報⑱ 簡単おせち料理特集2
おせちは苦手やあまり食べる機会がないという方でも「お雑煮は食べる」という方は多いのではないでしょうか?
お雑煮は、地域ごとに大きく異なりますので、レシピと合わせてご紹介します。
◇違い◇
●餅
東日本は主に切り餅(角餅)、西日本は主に丸餅が使われます。
基本的に角餅は焼いてることが多く、丸餅は茹で餅が多いです。
関東では人口が多く、1つ1つお餅を丸めるのが大変だったため、餅をついて平らにし、
切って分けることのできる角餅が主流になったと言われています。
西日本の丸餅には、円満の意がこめられており、
縁起も良いことからもともと丸餅が使われていたと言われています。
●味付け
関東地方のお雑煮は、基本的に醤油ベースのあっさりとした味付けです。
これは、武家文化に沿っていると言われており、
昔武士は食材に味噌をつけることによって戦に負けてしまうという意味を持っていたことが背景にあるそうです。
関西地方のお雑煮は、京都の文化が濃く残っていることもあり、味噌ベースのお雑煮が一般的です。
●だし
関東地方は鰹や昆布などが一般的です。
醤油に合わせるシンプルな出汁を取ることで、あっさりとした奥深さの味わいになります。
関西地方は味噌ベースのため昆布で出汁を取る家庭が一般的です。
●具材
関東地方のお雑煮に欠かせないのが鶏肉と小松菜と言われています。
関西地方のお雑煮も大根やにんじんなどが入っていることが多いですが、鶏肉はあまり使用しません。
また、頭芋という芋が入っていることが多いのが特徴です。
人の先頭に立つという意味を持つ頭芋が入っていることも縁起の良い料理として親しまれています。
●お雑煮(関東地方)
<材料>(4人分)
・鶏もも肉 150g
・大根 中1/8本
・にんじん 中1/2本
◎出し汁 800ml
◎酒 大さじ1
◎しょうゆ 大さじ2~3
切り餅 3~4個
三つ葉 1/2束
なると(又はかまぼこ) 1/2本
①大根とにんじんは薄切りする。鶏もも肉は小さめに切る。
②鍋に◎と大根・にんじんを入れて火にかけ、沸騰したら鶏もも肉を加えて煮る。
灰汁が出たら取り除く。
③具材に火が通ったら弱火にし、輪切りにしたなるとと切り餅を加えて餅が柔らかくなるまで煮る。
④お椀によそい、適当な長さに切った三つ葉を乗せて出来上がり。
●お雑煮(関西地方)
<材料>(4人分)
・里芋(頭芋) 2個
・大根 60g
・にんじん 60g
・出し汁 800ml
・白味噌 大さじ21/2
・丸餅 4個
・柚子の皮 適量
①里芋の皮を剥き、4等分の輪切りにする。
②ボールなどの容器に移し、少々の塩(分量外)で塩もみしてから熱湯で3分茹でる。
茹で上がったらボールに張った水に取り、ぬめりを洗い流す。
③大根とにんじんを各5mm厚さの輪切りにし、花型に抜く。
④鍋に出し汁、里芋、大根、にんじんを入れて中火にかける。
具が柔らかく煮えたら火を止める。
⑤鍋に白味噌を溶き入れ、丸餅を熱湯で茹でて器に盛る。
お雑煮はおせち料理の中でもお手軽でクセがなく、体も温まりますので最も作りやすいと思います!
今年は普段と違った種類のお雑煮を作ることで、新たな美味しさに気づくかもしれません。
Part1では、おせち料理のそれぞれの食材や料理に込められた願い、レシピなどをご紹介しています
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