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井戸端会議も大事な時間

さて儀式儀礼のお話はさせていただきました。
人はさらにストローク存在認知を求めるためにも時間を構造化する欲求を持っています。

そのために儀式儀礼の建前だけのやり取りだけではなく次の段階に進みたいストロークをもう少し交換していきたいと欲するのは人として普通のことだと思います。

そこで出てくるのが近年見直されている雑談気晴らしという時間になります。
雑談気晴らしと聞くと生産性のない無駄な時間と考えるかもしれませんが
ここでやりとりされるストロークには大きな情報が含まれてたりもします。

例えば主婦の方であれば近所の病院であったりスーパーであったりお子様をお持ちの方でしたら学校の雰囲気なども情報交換の中に入ります。

結果的に結論が出ないのですが大事な情報交換の時間だと考えてください。
情報交換ですから話の結果は出てきませんまた少し言葉に語弊がありますが、井戸端会議というと無駄な時間と思われてるかもしれませんが雑談気晴らしがないことによって気楽で肩の凝らない肩に力の入らない情報交流のやり取りというのが人間関係の潤滑油になります。
また自分がどの立ち位置にいるのかつまり人には聞けないけれどもこの雑談気晴らしの中でなんとなく自分がやっていることがどこまでかが正しいんだどっからが違っているんだそんな でもあるんだと自分の中で知識を蓄える時間でもあります。

よくママさんたちが幼稚園が終わった後に公園等で長々くだらない話をしているよと思われてる方も多いかもしれませんが実はここで自分はここにいてもいいここにいても大丈夫そしてこれだけの情報を集めれば私に安心する時間でもあると思いますですので一概に井戸端会議の時間と決めつけないで必要な時間だと考えていただければいいと思います。

最近非常に煙たがられており私自身も喫煙者ですが、喫煙所内で行われている灰皿外交と言われるものは割と男性の社会でも行われているものでした。
喫煙者は肩身の狭い思いをしておりますので今はどうなっているか分かりませんがここでちょっとしたアイデアであったり仕事の進み具合なども相談したりしていたのではないでしょうか。

いつまでも雑談気晴らしの時間でいてはいけないのはよくわかりますが、この時間には自分の存在を確認するに値する時間が構造化されていることを忘れないでいただきたいと思います。


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