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第33話 式部誕生

「私のような地味でつまらぬ女は己の才を頼みとするしかございません。
左大臣様のお心に叶うよう、精一杯励みます(満面の微笑み)」
直秀が生きていたころに打球の後、男性陣が着替えながら話していた
時に今の中納言の藤原公任がまひろのことを言った言葉を、
今更、持ち出し嫌味を返した
しかし、公任はすっかり忘れていたようです
ひっそりと、まひろは根に持ってたのね・・・

後は、女御たちの部屋割りのカメラアングル!
最高でした!
天井から見れば、確かにあのような部屋割りになるのよね
壁がないから・・・あぁ~なるわけよね
あれだけの物語を書く感性があるなら、
まひろはちょっと神経質なところがあったと勝手に推測します
そりゃぁ~眠れないですよ

藤壺に上がったまひろは、「藤式部」と呼ばれるようになった
中宮彰子の側で物語を書くお仕事の役目となりますが、
それ以外のお仕事もあるようで大忙し
さらに、寝坊をすると「夜伽に召される」とみられてしまうのは、
自由に生活してきたまひろにとって不名誉なことだったでしょう

そんな中、ちょっとしたところで中宮彰子の人間味を見聞きし、
言葉を交わすことで親近感を湧くようになったと思います
道長に物語の続きを渡す場面にて
道 長「大儀であった。これで終わりか?」
まひろ「いえ、まだまだ続きます。
    これまで、わがままを申しましたが、お許しいただけるなら
    改めて藤壺で中宮様の御ために力を尽くしたいと思います。」
道 長「誠か!ありがたいことだが、どうしたんだ、よく気の変わる
    おなごだな。」
まひろ「中宮様がお好きな色は、空の青らしゅうございます。」
道 長「青?」
まひろ「はい。中宮様のお心の中には、表に出てこないお言葉が
    たくさん潜んでおるのやもしれません。
    中宮様ともっとお話ししたいと存じました。」
コミュニケーションをとるということは、自分とは違う考えや
感じ方を共有することができるものです
どれだけ、相手を知ろうとするのか?と考えると、
一方的に自分のことを押し付けるような方法をとると軋轢を生みます
一旦、相手の話を聴いてみると新たな発見があるかもしれません


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ライフリメイクタナカ
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