見出し画像

第10回 側室をどうする!

この時代だからこその話なのでしょうが、正室が側室を選ぶ。
もし、今の時代にも同じような制度があったならば、
少子化対策をしなくて良いかもしれませんが、
お葉は確信をついたセリフを言っているなぁ~と個人的に思いました。
「おつとめ」

おつとめと変換すると「お勤め」と「お努め」が出てきます

「お勤め」とは、「勤め」は、相手を敬って、その勤めをいう語になるそうなので、「勤め」で調べてみました。
「当然しなければならない事。任務。義務」(文中より引用)
そのような意味があるそうです。


「お努め」も
無理をしたり、がまんしたりして行う。こらえてする。」
                     (文中より引用)

どちらの漢字を使って良いのかわからない・・・
この時代のことを考えると、側室になり殿の子を持つことは、
その家の繁栄にもつながることなので、「お勤め」と考えることも
できますが、お葉は「お努め」の方が強かったように感じます。

そして、この側室を決めることでは、家康の気持ちは配慮されていません。
於大の方は・・・置いておいてw
瀬名にとっては、複雑ではあるけれど「自分が認めた側室」となれば、
面目が立つように感じることができます。
お家のことを考え、自分の身を挺して殿のために自分が認めた
側室を勧める。
そうでもしなければ、自分の居場所がなくなってしまう
恐怖も感じたでしょうし、勝手に側室を作られるよりも、
「私が許可した側室」となれば、殿は私の管理の中にあると
見せることは出来たと思います。
この時代の特有な価値観と自分の感情の葛藤かな?

しかし、家康はそんな瀬名の気持ちを理解せずに、
「精がつくそうですよ」と言われたお茶?を嫌そうに飲んでいたにも
かかわらず、お葉と上手くいくようになるとおいしそうに飲み干し、
おかわりを求める・・・
そんな家康を見ながら少し淋しそうな顔をする瀬名がかわいそうで・・・
家康は、自分のことはなんでも全面的に応援してくれる瀬名だろうと
思っていたのかもしれません。

まぁ~あっという間に「ふう」が生れました。
ここから、何人の側室が登場するのか楽しみです。




よろしければサポートお願いします!