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第44回 審判の日
わかっていても、見たくない気持ちもあった鎌倉最大の事件
まさかの引き伸ばし!裏切られた気分・・・
視聴者のわがままってそんなもんですね
ただ、引き伸ばすのではなく今まで以上に人柄や過去の因縁が
しっかりと整理された1話になっていたことに言葉もありません
私的に整理してみました
公暁×実朝 (公卿:オレが鎌倉殿になるんだもん!)
義時×三浦義村 (義村:本当は北条が実権を握っているのは
おもしろくないけど様子見しておこうかな?)
義時×実朝 (実朝:御所を西に移す宣言)
義時×源仲章 (仲章:義時の代わりに執権になっちゃうよ~と挑発)
実朝×政子 (実朝:僕が知ってる母上じゃなぁ~い)
つつじ→公暁 (つつじ:母親は子どもがいつまでも大事なのよ!)
政子→実朝 (政子:それでも子どもは大事なのよぉ~!)
実朝→公暁 (実朝:謝罪して手を取り合うも公暁の気持ち変わらず
公暁:騙されないぞ!)
とりあえず、こんな感じかな?
儀式の前に義時が政子とやりとりをする場面の一言が私には
重く感じました
義時「私たちは自分のしてきたことを背負って生きるしかないのです」
政子「私たち・・・?決めてきたのはあなたでしょう?」
義時「正しいと思った道を選んでここまでやってきた。
そうではないのですか?今さら誰に何を言われようと
ひるんではなりません。
私たちは正しかった。いつだって・・・」
義時は、政子に語りかけているようですが、
義時自身に言い聞かせていたように感じます
鶴岡八幡宮での儀式の際には、義時が刀持ちをすることになっていたので、
公暁が実朝を打ち取ったのち、すぐに義時が公暁を打ち取ると
「ここからは、修羅の道」と時房に伝え、今後の予想を打ち明けていました
恐らく、義時は
「本当にこれで良いのだろうか?」
「いや、これしかない」相反することで
葛藤を起こしていたのではないでしょうか?
この葛藤は、現代の私たちでも起こることです
葛藤を起こしている間にも時間が過ぎて逃げ切れなくなっていくことも
よく起こることです
良い悪いではなく、割と昔から似たような葛藤を経験してませんか?
葛藤のおかげで悩んで胃が痛くなったり、イライラしたり、
ついつい、身近な人にあたってしまったり・・・
義時も微妙にのえにあたっていたのかな?
そして、袋小路の悩みを続けていきます
本来、人はどのような、どの程度の問題かは別として、
問題が起きれば解決したいという欲求が生れます
もちろん、解決方法の中には「放置」や「先延ばし」を
選択することもあり、その選択をした時はそんなに
悩まないかもしれません
しかし、解決したい欲求の満たし方が見つけられなければ、
過去の経験から情報を呼び出し、現状をみながら決断を下すのですが、
頭でわかっていても感情がついてこない
そんなことありませんか?
わかっていても、気持ちがついていかない時ってありますよね
そして、同じような葛藤で繰り返し嫌な感情を味わうことを
繰り返してしまいます
交流分析では、ラケット行動ともいわれているものなのですが、
この、ラケット行動を起こしている時に他者とやりとりをして、
嫌な感情をさらに味わうことになると、それは心理ゲームとなります
ややこしいですね
もっと、めんどうなことにその嫌な感情は幼い頃から慣れ親しんできたもの
だったりするので、なおさら、わかっちゃいるけどやめられない、
安心、安定、確実な過去の体験を繰り返し「ほら、やっぱり自分は・・・」
なんて、自分の脚本を強化してしまうのですよね
そこに必要なのは、気づきです
本当はどうしたいの?
良いことも悪いことも1度受け入れてしまうことです
人間だもん、倫理や常識を外れたことを考えることぐらいしちゃいますよ
考えるだけなら誰にも迷惑をかけませんし不愉快にも思いません
そこから、本当にそれの解決方法で自分は満足できるのか?
ご自分に聞いてみてください
もしかしたら、ただ単に「自分が・・・!」「私が・・・!」って、
認めてもらいたいだけかもしれませんよ
本当に認めてもらいたいほど、あなたの人生でその人が大事なのですか?
あなたの人生を無駄にするほど必要なことなのでしょうか?
また、義時のように
「頼朝さまが作った鎌倉のために・・・」
「武家のてっぺんに立つ北条のために・・・」
「息子、泰時のために・・・」
自分より他のために頑張りすぎて悲しい出来事を起こすこともあります
それが、本当の望みだったのかしら?
そこまで自分より他者が大事かしら?
本当は、他者も自分も大事にしたかったと思うのですが・・・
そんなことを考えながら来週の悲劇への心構えを作っておかないと、
きっと、ビックリし過ぎて疲れちゃいそうです
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