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藤沢 ②江の島

杉山和一と江の島
杉山和一は、1610年に伊勢の津で生まれました
5歳で病気のために失明しましたが、17歳で江戸に出て鍼術を学びました

鍼術を極めたいと願い、江島神社にこもって修行した和一
ある日、参拝の帰りに石につまずいたとき、
手にした竹筒と松葉をヒントに「管鍼術」を考案しました
この技術は鍼を管に入れて使う方法で、現在の鍼灸の基本になっています
その後、和一は盲人の最高位である検校にまで昇進し、
大成功をおさめました
江島神社の石段を上がった右手には、和一がつまずいた
「福石」があります
この石で拾い物をすると幸運が訪れると言われています

江の島内にある杉山和一のお墓

一遍上人の島井戸
一遍上人が掘ったと言われる井戸です。
1282年、一遍上人は鎌倉への道を阻まれ、
片瀬で踊念仏を行った際に江の島に立ち寄ったと伝えられています
島民の飲み水を確保するために掘り当てた井戸が今も残っています

山二つ

江の島を歩く途中で目にする「山二つ」
奥津宮に向かう途中、南側が大きくくびれ、入り江が深く切れ込んでいます
太平洋を眺めると両側の山がせり出して見えることから、
こう呼ばれるようになりました

亀甲石

「亀甲石」は、鎌倉四名石のひとつと言われています
雨上がりには亀甲模様が浮かび上がる神秘的な石です
鎌倉四名石って・・・残りの3つはどこ?

弁財天を信仰する弁秀堂という人が経典を納めるための石として
選んだそうです
亀は、やっぱり縁起がいいからかしら?

江の島と関東ローム層
江の島は、富士山や箱根山の火山灰が積もってできた
関東ローム層に覆われています
この層は78万~12万年前の更新世に形成され、
その下にはさらに古い中新世の砂岩があるそうです

続きは明日へ

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