第1話 ありがた山の寒がらす
明和の大火で幕を開けた初回
今期は、見続けることができるかな?
予備知識がないので、逆におもしろそうかな?
NHK放送100年企画としての目玉企画と位置付けられているほどだから、
力作になるのだろうなぁ~
などなど・・・悩みつつも見始めたのですが、
綾瀬はるかさんのきっぷの良い語りはじまり、
「明和9年。めいわくねん!まこと迷惑極まりないこの大火は、
ある無宿坊主が盗みを企て、目黒の寺に火を放ったのがことのおこり。
火は南からの風にあおられ、三日三晩吉原や江戸の町を焼き尽くした。
この大火が起こった、時の将軍は10代徳川家治。
江戸幕府誕生からおよそ170年。
いまや100万都市となった江戸に燃え盛るのは、戦の火ではない。
偉くなりたい、楽したい、一旗揚げたい、儲けたい。たいたい、たいずくし
万事めでたい太平の世に燃え盛るのは欲の業火
果てはこの世を思うがままに、この両の手で動かしたい
この欲深き時代に鮮やかに駆け抜けた男がおりました」
この段階でもう見入ってましたねw
「えっ? 吉原って何って? では、私、九郎助稲荷が軽くご案内申しましょう」と、まさかの花魁姿でしっぽまである、
まさかの九郎助稲荷として登場!
「吉原と言うのは男が女と遊ぶ街。
幕府公認、江戸唯一の天下御免の色里です。
場所は浅草のはずれ、田んぼの中に浮かぶ島といった趣です」
いきなりスマホを取り出すと、
地図アプリを見せながら遊郭街を案内していました
「市中との位置関係と言いますと、市中を出た北側にございます。
だから、北国なんて呼ばれかたもしてました
例えば、日本橋から所要時間はと言いますと1時間ほど・・・
めちゃくちゃ遠い場所ではないですが、場所は辺鄙だし大金はかかる
しきたりも多い、気軽に行くにはちと億劫そんな感じですね」
そんなことで、これは面白そう!
なんて思い始めましたが、朝顔姉さんが出てきた辺りから現実に
戻ると言いますか、遊郭といえば華やいだ花魁だけではなく、
遊女の辛い歴史もあることを思い出し見ているのが辛くなりました
そして、投げ込み寺に横たわっている裸体の朝顔姉さん
唐丸「裸で捨てられるの?」
三郎「はぎとって売るんだよ。この罰当たりが・・・」
これも現実にあった出来事で、歴史の一部であり
今の私たちを支えている出来事でもあるのですよね
ご飯が食べることが出来ている今の時代
あえて、この理不尽さに挑み陰と陽をどのように描くのか、
見てみたいと好奇心が湧いてしまいました
ついでに、わからないことが一杯なので勉強していきたいと思います
今回、知らなかった言葉メモ
運上・冥加
ともに商工業や漁業に従事する者に課せられた営業税。冥加金は、その業務を独占的に行うことに対する御礼として上納するものある。たとえば、江戸・本船町の魚問屋が、河岸地の独占使用に対して10年間に冥加金3000両上納を申し出たように、献金的な性格の上納金といえる。運上金は、市場や問屋などをはじめとするさまざまな業者団体に、一定の税率を定めて上納させる営業税である。中でも長崎運上金は、貿易を管轄する長崎会所に課したもので、毎年数万両という多額の納税を得た。ただし、冥加金も、毎年一定額を上納するようになったことから、両者は混同されることもあった。
冥加金(みょうがきん)/運上金(うんじょうきん) | 時代劇用語指南 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス