近藤悟

社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー(FP)として、約15年間、年金相談やライフ…

近藤悟

社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー(FP)として、約15年間、年金相談やライフプランなどの講師を務めてきました。これまでの知識と経験を活かして、お役に立つ情報をお伝えします。

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    国民年金や厚生年金に関連した記事をまとめています。

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    資産運用に関する様々な記事をまとめています。

  • 世代ごとの家計の状況やライフプランの関連記事

    金融広報中央委員会の2023年(令和5年)「家計の金融行動に関する世論調査」に基づいて、20歳台から60歳台まで各世代の家計の状況やライフプランに対する考え方についてお伝えしています。

  • 公的年金の2024年財政検証関連記事

    厚生労働省より、2024年の公的年金の財政検証の結果が公表されました。このマガジンでは、公表された資料から読み取れるものを、いくつかの記事にまとめてみました。今後の年金制度が気になる方は、ぜひ、お読みになってください。

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noteを始めました!自己紹介をさせていただきます

こんにちは!近藤悟です。 私は首都圏で生活をしている60歳台の男性で、職業は自営業。 社会保険労務士として年金の相談員。 ファイナンシャルプランナー(FP)としては、年金を中心としたライフプランや、FP資格取得講座の講師を務めてきました。 それでは時系列で自己紹介をさせていただきます。 少し長くなりますが、よろしければお付き合いください。 社会保険労務士試験に合格するまで私は大学を卒業してサラリーマンになりました。 お給料は世間並みだけど比較的安定した仕事だった

    • 国民年金保険料の推移と令和7年度の決まり方を簡単解説!

      国民年金は昭和36年4月に始まっています。 それより少し前の昭和34年11月には、国民年金の原型といわれる制度はありましたが、国民年金保険料の納付を必要としない無拠出制でした。 昭和36年4月に現在の国民年金の制度が発足するとともに、国民年金保険料の支払いが義務となる仕組みに切り替わっています。 この記事では、昭和36年4月以降の国民年金保険料(月額)の推移をご紹介します。 ところで、国民年金保険料の決まり方はそれぞれの時代で異なっています。 年金制度はこれまでに何

      • 国民年金保険料の免除にはデメリットもある!

        会社員の方などが入る厚生年金は、会社が厚生年金保険料を納付します。 一方、自営業の方などが入る国民年金は、自分で国民年金保険料を支払わなければいけません。 また、国民年金保険料は所得が多い方も少ない方も同額を支払うという特徴があり、その金額は1年間で約20万円にもなります。 自分で支払わなくてはいけない、支払額も決して安くはない。 所得の少ない方にとって国民年金保険料負担は重くのしかかってくるため、どうしても未納が発生します。 そこで登場するのが免除制度です。 国

        • 厚生年金に支給額上限はあるの?標準額も合わせてお伝えします

          この記事では、老齢厚生年金に支給額上限はあるのか。 また、老齢厚生年金の標準額も合わせてお伝えします。 ところで、国民年金から支給される老齢基礎年金には「満額」という考え方があります。 満額は支給額上限を意味していて、年度ごとに見直しをされるものの概ね80万円です。 では、厚生年金はどうでしょうか。 最初に、老齢厚生年金に支給額上限はあるのかについてお伝えします。 老齢厚生年金の支給額に上限はあるの結論を先に書くと、老齢基礎年金とは異なり、老齢厚生年金に満額はあり

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        記事

          厚生年金保険料の標準報酬月額・標準賞与額・保険料率とは

          厚生年金に加入すると、給与や賞与から厚生年金保険料が差し引かれます。 この厚生年金保険料算出の元になるのが、標準報酬月額・標準賞与額・厚生年金保険料率です。 この記事では標準報酬月額を中心に、標準賞与額や厚生年金保険料率、そして厚生年金保険料の決まり方についてお伝えします。 厚生年金の標準報酬月額とは標準報酬月額は、簡単に言えば毎月の給与です。 ただし、給与は1円単位で支給されますが、標準報酬月額は千円単位あるいは万円単位で決定されます。 標準報酬月額は、厚生年金保

          厚生年金保険料の標準報酬月額・標準賞与額・保険料率とは

          厚生年金保険料率の推移と今後はどうなるのかを簡単解説します!

          昭和17年に原型が作られた厚生年金は、何回も大きな見直しが行われています。 その中で厚生年金保険料率に関しては、平成15年度と平成16年度に大きな見直しが行われました。 この記事では、平成15年度と平成16年度の見直しの内容をご紹介した後に、厚生年金保険料率の推移と今後についてお伝えします。 平成15年度の厚生年金保険料率の見直し現在の厚生年金保険料は「総報酬制」が導入されています。 元々、厚生年金は給与に対してだけ厚生年金保険料率を掛けて、厚生年金保険料を計算してい

          厚生年金保険料率の推移と今後はどうなるのかを簡単解説します!

          厚生年金は何年払えば満額になるの?その答えをお伝えします

          年金相談をしていると、厚生年金は何年払えば満額になるの。 あるいは、厚生年金は40年払えば満額になるんでしょ、というご質問を受けることがあります。 老後の収入の柱として年金は大切だという認識はあるものの、あまり深く考えたくないと思う方も多いようで、厚生年金に満額が存在すると思う方がいるのも仕方がないところです。 この記事では、厚生年金は何年払えば満額になるのか、その答えを簡単にお伝えします。 老齢基礎年金には満額がある結論を先に書くと、年金で満額という言葉を使うのは老

          厚生年金は何年払えば満額になるの?その答えをお伝えします

          【投資初心者の方へ】投資をするまでの手順を事例つきでお伝えします!

          この記事では投資初心者の方を対象に、投資をするまでのおすすめの手順を事例つきでお伝えします。 ところで、2000年に入って聞かれるようになった言葉に「貯蓄から投資へ」があります。 そして、確定拠出年金(iDeCo含む)やNISA(積立NISA含む)など、投資を後押しするような制度も続々と誕生しています。 もっとも、こうした新しい制度に対して、ハードルが高いと利用を避けている方もまだまだ多いようです。 そこで、これから投資を始めようと考えている投資初心者の方を対象に、実

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          【投資初心者の方へ】投資をするまでの手順を事例つきでお伝えします!

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          投資の基本を4つにまとめて簡単解説!賢い資産形成をしませんか

          この記事では投資の基本を4つにまとめてお伝えします。 「人生100年時代」という言葉が一般化し、実際に長生きする人が多くなる一方、老後貧乏・老後破産に直面する人も増えています。 そこで老後貧乏・老後破産を抑制するため、国は「貯蓄から投資へ」を推し進め、確定拠出年金やNISAなど新しい仕組みを生み出しています。 貯蓄から投資への言葉のとおり、これからは投資をして資産形成をすることが当たり前の時代になってきます。 ただ、貯蓄になれた人が急に投資をするのは案外と難しいもので

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          老後資金準備で投資をする前にしておきたいお金の4つの分類

          この記事では老後資金準備で、投資をする前にしておきたいお金の4つの分類についてお伝えします。 「貯蓄から投資へ」の言葉が生まれたのは2001年の頃。 今では、iDeCoやNISAなど投資を促す仕組みが登場し、投資でお金を増やす選択肢も増えています。 実際に人生100年時代と言われているように、多くの人の老後の期間が長くなっていること、公的年金の給付が抑制されていることを考えると、老後資金として用意しておきたいお金は以前よりも多くなっています。 ところで投資でお金を増や

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          年金はいつからもらえるの?種類・性別・生年月日別に

          この記事では年金はいつからもらえるのかを、年金の種類・性別・生年月日別に簡単にお伝えします。 ところで、年金相談では様々なご質問がありますが、その中で特に多いのが次の3つです。 私は年金をもらえるの 年金はいつからもらえるの 年金はいくらもらえるの 年金制度に加入されている方には、原則として毎年の誕生月に「ねんきん定期便」が送られています。 ねんきん定期便が始まったのは平成21年度なので、既に多くの方が10回以上、ねんきん定期便を受け取っていることになります。

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          国民年金と厚生年金の違いとは何かを簡単にお伝えします!

          この記事では、国民年金と厚生年金の違いとは何かを簡単にお伝えします。 ところで、年金相談では「私は高校卒業後に就職して、国民年金に加入したことがない。でも、ねんきん定期便の老齢基礎年金欄に金額が記載されている。何かの間違いではないか?」 このようなご質問を受けることがあります。 ねんきん定期便は、国民年金や厚生年金など公的年金制度に加入している人に、原則として毎年の誕生日の月に届けられます。 また、50歳以上の方のねんきん定期便には、将来受け取れるであろう年金の見込額

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          ポートフォリオの作り方!投資信託で資産形成をしませんか

          この記事では、投資信託を使ったポートフォリオの作り方をお伝えします。 ところでポートフォリオとは何でしょうか。 ポートフォリオ(portfolio)には、紙ばさみという意味があります。 昔は、さまざまな会社の株券などを紙ばさみに入れて保管していたと言われています。 それが転じて、今では性格の異なる金融商品を組み合わせて資産形成をする意味にも使われています。 ポートフォリオは金融商品全般に用いられる言葉で、必ずしも投資信託に限った話ではありません。 ただ、資産形成の

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          パッシブ運用のインデックス投資信託をおすすめする理由とは!

          この記事ではパッシブ運用とは何か。 そして、パッシブ運用を行うインデックス投資信託をおすすめする理由をお伝えします。 現在、日本国内で一般に販売されている投資信託は6,000本以上あると言われています。 投資信託には、それぞれ名前がついていて性格も千差万別ですが、投資信託はいくつかの切り口から分類することができます。 その切り口の一つが「運用手法」に基づく分類で、投資信託の運用手法は大きく分けるとアクティブ運用とパッシブ運用の2つがあります。 そして、パッシブ運用を

          パッシブ運用のインデックス投資信託をおすすめする理由とは!

          投資信託のコストを知って効率的な資産運用をしてみませんか!

          この記事では、投資信託のコストについてお伝えします。 投資信託にはいくつかの形態がありますが、国内の投資信託の多くは「契約型投資信託」です。 契約型投資信託は、委託者・受託者・販売会社とシステマティックに構成され、それぞれが個別の役割を担っています。 もっとも、委託者・受託者・販売会社はボランティアで投資信託を運営しているわけではありません。 株式投資に精通している方は、投資信託を敬遠することも多いようですが、それは投資信託が株式投資よりもコストがかかることも理由にな

          投資信託のコストを知って効率的な資産運用をしてみませんか!

          投資信託の基本的な仕組みを知ってNISAやiDeCoに役立てよう

          この記事では、投資信託の基本的な仕組みについてお伝えします。 「投資信託は人類が発明したもっとも合理的な金融商品である」と言われています。 この言葉は、私がファイナンシャルプランナーの資格取得のため講座に通っていた時、FP課目「金融資産運用設計」の担当講師から教えていただいたものです。 その講師は長い証券会社勤務を経て独立、金融専門のコンサルタントになった方で知識も経験も豊富なだけに、今でもその言葉は私の記憶に強く残っています。 「もっとも合理的」な金融商品であるかど

          投資信託の基本的な仕組みを知ってNISAやiDeCoに役立てよう