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忘れられた先駆者たち:グーグルアース誕生の真実

1990年代初頭、ベルリンの若きプログラマーたちが世界を変える夢を抱いていました。彼らが生み出したのは、後のGoogle Earthの原型となる革新的な3D地図技術でしたが、その発明は奪われ、巨大テック企業・グーグルとの壮絶な法廷闘争へと発展します。

Netflixの「The Billion Dollar Code」を見るまでは、グーグルアース誕生の背景は知りませんでした。ストーリーは、技術の開発過程、技術者たちの情熱と挑戦、そして正義の追求を描く実話ベースのドラマです。(全4話)物語は、そして。技術革新、知的財産権、そして夢と現実の狭間で揺れる人間ドラマがありました。


Netflix
"The Billion Dollar Code" (邦題: ビリオンダラー・コード)

=あらすじ=
1990年代のベルリンを舞台に、90年代に開発された初期の地理情報システム「Terravision」と、後にGoogle Earthとして知られるようになる技術に関する実話を元にした物語を描いています。

  1. ドイツのスタートアップ企業ART+COMが、1990年代に革新的な地理情報システム「Terravision」を開発しました。これは、1994年に3Dのマップ技術が開発されました。

  2. 京都の技術カンファレンスで、世界初の技術として公開され注目を浴びました。

  3. しかし、2005年にGoogleがterravisionと似た技術のシステム、Google Earthをリリースしました。

  4. 後にTerravisionの技術が、Googleによって特許侵害されたと主張し、大企業と知的財産権をめぐって訴訟を起こすまでの経緯を描いています。TerravisionとGoogle Earthとの特許紛争を中心に展開します。

情熱、エキサイティング、ノスタルジック、言葉にできない悔しさ、、が私の中から出てきたキーワードです。

「The Billion Dollar Code」は、技術革新の裏にある創造性、挑戦、そして法的な闘争がリアルに描かれています。Google Earthの誕生秘話と、それに関わる技術者たちの物語を通じて、観客に技術と法の交差点について考えさせられる内容となっています。

Netflixでは、字幕を日本語にすることができます!


当時、訴訟中(2014年)はGoogle検索からは、ART+COMの検索結果は出てこなかったようです。なぜなら、みんなはGoogle検索をしていたからです。昨今、様々な情報にアクセスできるようになった一方で、意図的に情報が省かれたり、強調したりして情報操作が行われていることに、日常では気づきません。

情報は民主化されましたが、決まった情報元からのみを信じるのではなく、複数のリソースから情報を集めることで、情報操作されないよう気をつけようと思いました。

また、Googleの前のモットーは「Don’t be evil.」でした。
(2015年に、現在のモットー「Do the right things.」に変更されましたが。)
evil(悪魔)のような行いにみえます。
当時はアメリカがずば抜けてITの革新が進む環境であり、ビジネスのやり方を知っていたと、思わざるえませんでした。


おまけ

Claude 3とChatGPTに質問しました。
「Google earthは、Terravisionから特許を奪いましたか?」

Claude 3の回答↓

Claude 3

Chat GPTの回答↓
※私のPCの問題なのか、モザイクになっている箇所があります。

Chat GPT

あくまで事実を述べた回答でした。
結果を追求したくなりますが、起きた背景や開発者の思いなど、倫理的な観点で議論すべき点がいくつもあると思いました。

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