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赤いスーツを着た還暦オヤジたち

「赤い服を着たオジサン」の写真に、予想以上の反響をいただき有難うございました。(注:この投稿は、Facebookからのスピンオフです。)

種明かしをすると、この話は、畏友・佐藤裕久(通称「ヒロポン」←ヤバいクスリのことじゃないですw)の壮大な野望から始まりました。
 
還暦=赤いちゃんちゃんこは社会の定番で、干支が一巡し、人生の第二ラウンドに入る時に、「赤ちゃん」→「赤い」「ちゃんちゃんこ」を着て祝ってもらうという感じかと思います。
でも、中には天邪鬼がいて、こんなふうに赤いスーツに身を包んで祝われたい(←「呪われた」じゃないですよ。ちょっと字が似ていますが。)と思いついた男がいました。それが佐藤裕久。(笑)
 
全国で90以上の飲食店を展開するバルビバーニ(東証マザーズ)を創業し、新型コロナの逆風の中でも躍進を続ける彼は、普通なら選ばれないロケーションに、チェーン店化しない、ある意味そのエリアにパーソナライズした店舗を創ることで有名です。彼の天才的な目利きの賜物だと言われています。

今回の「赤いスーツ」企画にもそれが表れています。
そもそもこんなことを仲間を巻き込んでやろうと思ってしまうのも普通ではないわけですが、実現してしまうのが凄い。
 
まず、生地のクオリティが素晴らしかったです。無限にある「赤」の中から、よくぞあの「赤」を選んだと感動しました。
ゼロから1を創る能力というのは、こんなところに出るのだと思います。「赤」がぱっとしなかったら、そもそもスーツ自体が台無しです。
 
そして何人乗るか分からない話なのに、何十人か分に相当する反物で発注してしまう大胆さ。
ここに集まる仲間は、皆それぞれの専門領域で大活躍している強者。相手が佐藤裕久といえども、だから同調しようと思う人はほとんどいない印象です。

そんな面子に赤いスーツがいかに素敵であるかをアピールしまくった結果、メンバーの多数がこの話に巻き込まれました。いや乗り気になりました。
出来ばえをみて、着て、写真におさまった今は、たぶん全員が痛快な気分になっていると思います。
私たちが注文し、採寸しやすいように手配し、気分をうまく盛り上げようとこまめにメッセージをくれる。
大胆さときめ細やかさが実行力の上で両立しているところに、彼の人となりが存分に発揮されている気がします。
彼の店舗戦略を赤いスーツ視点で感じた。写真を撮って盛り上がるという以上に、そのプロセスが楽しかったです。
 
そして、とどめが写真家。ナカサ・アンド・パートナーズの仲佐猛氏に依頼してくれたおかげで、鮮やかな赤をあの質感で撮ってもらうことができました。
還暦を楽しみたいというだけで、ここまでパッションを降り注ぐエネルギーに、改めて感服した次第です。生命力の強さというか。見習わねば。
 
結果は、たくさんの友達の皆さんから「面白い!」とおっしゃって頂いた次第です。カッコいいとか言われたことがないので、こっ恥ずかしい限りですが(笑)、他の見るからに「ワル」そうで「くせ者」ぞろいの仲間に交じって楽しい時間を過ごしました。
(因みに、撮影会場もコロナの中で密を避けるため、彼の店舗の特別なスペースを開放してもらいました。感謝。)
 
今年から来年の3月一杯まで、この「赤いスーツ」を着た還暦のオヤジ仲間との企画が続きます。
もしも街中で見かけることがありましたら、見た感じよりはずっとイイ人ばかりですので、やさしくお声掛けください。

2021年を境に、還暦に赤いスーツを仕立てるオヤジたちが増えたら・・・それはポストコロナのニュー・ノーマルでしょうか。

モノクロ サングラス 右側③


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