日記 2021/05/01
昼前に妻が食材を買いに出かけた。僕は書斎で仕事中だった。
長くても15分程度の外出で、そんなとき娘はたいていYouTubeで動画を観る。ほぼ毎日のように動画を観ているので、YouTubeを開けばホーム画面に娘が好きそうな動画が出てくるようになった。僕らが娘のためにわざわざ探す必要もない。
いつもは何事もなく留守番できるのだが、突然号泣する声が聞こえてきた。
「ママァ!ママァ!」と叫んでいる。買い物に出かけていると知っているはずで、すぐに帰宅することは分かっているのになぜだろうと思っていると、そのとき開かれていた動画を観て号泣の理由が判明した。
娘が観ていたのはママと喧嘩をして無人島でひとりぼっちになってしまう動画だった。それを観て、妻がいない状況が怖くなってしまったらしい。
この動画を娘が観ることの是非はすぐには判断できないが、たとえそれが娘にとって好ましくない動画であるとしても、観られないように制限することは難しい。おそらく何かを観たときの関連動画で観たのだろうと思う。僕らが娘のために動画を探しても、それが娘の気に入る動画であるとは限らない。むしろ違うことの方が多い。わざわざ探す必要がないというよりも、探すことができない状況になってしまったと言ってもいいのかもしれない。
娘の判断を尊重したい、娘が好きだと思うものを尊重したいと思うが、それもなかなか難しいことだ。間もなく3歳を迎える娘は、好みがはっきりしてきている。コロナ禍以降は家にいる時間が長いので、家で楽しむ方法は熟知している。ただ、どこかで線引きが必要で、その線引きをどうするかというのはずっと悩ましく思っている。線引きも固定するのではなく、状況に応じて変えていく必要がある。
うーむ、難しい。
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