日記 2024/09/23〜2024/09/29 Ganó el campeonato! Hawks!

2024/09/23

 昨日は夕方からオリックス対日ハムの速報を確認していて、オリックスが先制、その後日ハムに逆転されるも追いついたが、最終回に勝ち越され、オリックスは負け、よってホークスの優勝もなくなった。昨日優勝したとしても胴上げはなかったので、胴上げが見られる状況で優勝が決まるのが一番だとは思いつつも、この2年間優勝を見られなかったこともあり、一日でも早く優勝してほしいという思いもあった。だからオリックスを応援していたのだが、残念ながら負け。いい試合だった。
 だが、今日勝てば、日ハムの状況関係なく文句なしの優勝、そして胴上げも見られる。また気持ちを切り替えて今日の試合を見たい。昨夜一本だけビールを飲んでしまったので、一本補充しないといけない。
 
 昨夜は久しぶりに家族で人生ゲームをした。娘がここ最近ずっと人生ゲームをしたいと言っていて、習い事が何もなかった昨夜にようやくその時間ができた。待望の人生ゲームだったわけだが、人生ゲームというのは幼稚園生がするにはなかなか難しいようで、始まってすぐに飽きていた。

 幼稚園という初めての社会に入り、人生も始まったばかりの中で、生命保険やら火災保険やらが何かを説明し、おそらくはあまりわかっていないなかで僕や妻と同じように入り、株券も購入、そしてまだ未体験のイベントばかりが発生する。結婚、出産、退職。現実味がない中でただマスを進め、娘が楽しめたことと言えば冒頭の職業選択と家を購入するときくらいだった。すぐに飽きても仕方のないことだ。幼稚園編などの、少なくとも高校生くらいからでもいいが、学校でのイベントがあればもっと楽しめたかもしれない。
 そんな中、娘は最終的に一番お金を持った状態でゲームを終えた。つまり、娘の勝ち。妻は途中で失業しフリーターとなり、僕は一番高いタワマンを購入し、社長になって順調に進んでいたものの、そのタワマンを家事で失った。そのとき火災保険の重要性を娘に説明できたのはよかったが、ゴールしたときにタワマンが財産としてカウントされず、パティシエになって順調に人生を進めた娘に負けたのだった。

 人生ゲームをしていると様々なイベントが発生するわけだが、イベントのときに喜んだり悲しんだり感情が動きやすいのはあるかもしれないけれど、イベントばかりが人生ではないし、子どもが生まれたら車に棒を一つ刺すような単純なものではない。そんなことは娘だってわかっているだろうが、でも実際のところ、早回しをしてダイジェストにすれば人生なんて1時間でまとめることができるようなものなのだ。サイコロのように6が出るときもあれば1が出るときもある。でも、そのときどきのイベントだけを抽出すればあっという間のこと。どれだけの寿命があるかわからないけれど、イベントでもイベント以外の日でも24時間を24時間として感じてほしいというのか、その長さを長さ分だけ長いものとして感じてほしい、ダイジェストには入りきらない時間を大切にしてほしいと思う。人生ゲームは人生を終えたときに資産が残っていた者が勝つわけだが、勝ち負けの尺度なんぞ人それぞれだ。
 人生ゲーム自体は楽しいものでこれから先もプレイするだろうが、今はまだ早いかもしれない。ゆっくり進むようなゲームも探してプレイしようと思う。

2024/09/24

 ホークスついに優勝。日ハムが負けたのでいずれにしても優勝ではあったが、勝って優勝したのでスッキリした迎え方であった。9学校に入ってからは怪我人も増え、流れもよくなかったが、ここにきて川村や尾形の覚醒もあって、ここ数試合はいい試合展開だった。
 優勝後の小久保監督の挨拶もよかった。あまり表情を変えずにどっしりと構えているように見えていたが、挨拶のときの小久保監督の顔を見ると、特に今月に入ってからは苦慮していただろうことが伺えた。そして小久保監督と孫さんの胴上げ。孫さんの胴上げのときには、万が一のことがないようにか、若手が脇を固めて慎重に胴上げをしていたのもほっこりとした。
 その後の記者会見を見て、ビールかけ。優勝が決まった時点ですでにビールは飲んでいたのだけれど、同じタイミングでビールを開け、僕も祝杯だ、いい酒だった。なぜか会場に引退したばかりの福田秀平、ふくちゃんがいて、どうやらふくちゃんはビールかけのインタビュアーとして会場にいたようだった。ふくちゃんも来年からは福岡のスポーツ番組などで見られたりするのだろうか。だとしたら楽しみだ。
 
 そして今日、前田悠伍と前田純が1軍に上がることがニュースになっていた。前田純も楽しみだが、前田悠伍の登板は待ち遠しかった。オリックスの宮城のように活躍してくれるのだろうか、それとも1軍の壁が立ちはだかるのだろうか。いずれにしても1軍でのピッチングが楽しみで仕方がない。これからはCSに向けた戦いと、2軍にいた若手の出番も多少はあることだろう。優勝してひと段落はしたが、これからも楽しみなことはたくさんある。

 ところで、2日前の試合だったか、次山川がホームランを打つと251号で、実況の人が私なりに考えてみました、2はスペイン語でドスなので251号を打ったらドスコイと言うのはどうでしょうと言っていて、上手い!という以上にそれを思いつかなかった自分に悔しさを覚えた。毎日スペイン語を勉強していながら2をドスと呼んでドスコイ、これは思いついてもよかったものを。考えもしなかったのだから悔しいと思うのは少し違うかもしれないが、これこそ思いついてドヤりたかったなぁ。実況の人に感服した、まいりました。

2024/09/25

  優勝が決まったので今日からは楽な気持ちで野球が観られる。と思っていたが、谷川原とジーターが1軍に昇格し、ジーターに関しては即スタメンだったので今日も見逃せない試合となった。スチュワートも今日勝てば2桁王手。チームは優勝でも、個人個人では勝負が続き、これまでとは違ったヒリヒリさがある。
 というところで今日も最後まで試合を観ていたが、9回まで継投でのあわやノーヒットノーランをしそうになり、ジーターはすごい守備と初ヒット、ゴンゾーもタイムリー、そして和田は中継としてナイスピッチングと見どころが多くて面白かった。ジーターがいい活躍を見せれば今年のドラフトも変わってくるのだろうか。
 
 ドラフトといえば、今年の注目候補の一人である中村くんが長崎出身であることは知っていたが、九産大の浦田俊輔くんという子も長崎出身でしかも同窓生であることを知り、俄然注目すべきドラフトとなった。もちろんできればホークスに来てくれればとは思うが、どこに入ろうと応援したいと思う。噂されている宗山くんを1位指名するのか、金丸くんなのか、地元大濠の柴田くんなのか、そして浦田くんが指名されることはあるのか。まだシーズンは続くが、ドラフトも近づいており、関連ニュースや動画も多くなっている。楽しみが多い。

2024/09/26

 今週のスペイン語教室でまた新しい小説を借り、前回借りた小説がNivel2で、今回のがNivel1で簡単に読めるかと思ったが、読み始めはやはり苦労する。前まで読んでいた2冊が探偵もので、今回借りたのがサッカーが題材の小説なのだが、当たり前だが使われている単語が全く違う。表紙にレアル・マドリード時代のベッカムの写真が載っていて20年くらい前の小説だと思うが、サッカーの成功体験の物語かと思って読み進めていたら既視感があり、途中で気づいた、映画「GOAL!」のノベライズのような小説だった。「GOAL!」は一度観た記憶があるので、少し内容を覚えているのだろう。であれば、読み進めていくにつれ、さらに頭に内容が入ってきやくなるのかもしれない。

 小説を読むと、Nivel1であろうとまだ学習していない文法や言い回しは容赦なく出てきて、それを何度も、一冊につき5回程度は読んでいるのだが、単語も文法も少しずつ身についている感覚はある。小説を読む前に比べると確実に手応えがあるから、この勉強の仕方は少なくとも僕にとってはあっているのだろうと思う。理想はラテンアメリカ文学を原語で読めるようになることだが、それもそう遠くない未来に実現するかもしれない、と思えるくらいには読むことに慣れてきた。

 しかし、会話の際にはまだスペイン語を操ることができていない。スペイン語教室だとまだ先生が言い回しを考えてくれたり、ゆっくりと話してくれるのでリスニングはほぼ問題ないが、話すとなるとまだまだブロークンな文法で、話している途中にその誤りに気づいてもうまく修正することができない。Discordとなると、話すスピードは速いし、南米各地の訛りもあるからなのか、聴き取ることは困難だ。ところどころは理解できるが、そこから会話を繋げられるほど理解はできていないし、話すのも難しい。

 Discordでブラジル人の友人が最近できて、ブラジル人なので彼の母国語はポルトガル語なのだが、話している日本語に訛りが感じられないのでネイティブだと思って尋ねてみると、日本語を勉強し始めてまだ5年程度だという。驚いた。彼は言語を学習することが好きらしく、日本語のほかにもスペイン語も話せるし、さらにはロマンス諸語のフランス語や、おそらくは他のいくつかの言語を操ることができるようだった。すごい。彼も小説を読みながら言語を学習するのがいいと言っていて、日本語でも小説を読んだのだという。それでペラペラになるのか、そこまでは聞けていないが、また話す機会があるだろうから、もう少し深いところまで話してみたい。今はスペイン語だけで手一杯ではあるけれど、死ぬまでには同じロマンス諸語のポルトガル語、イタリア語まで勉強したい。フランス語も話すのは難しいかもしれないが、読めるようにはなりたい。「失われたときを求めて」を原語で読めるようになれたらと欲は出るが、欲張りすぎだろうか。
 言語を学習するのは面白い。原語で文章を読むのは楽しい。

2024/09/27

 今日は久しぶりの在宅勤務。在宅勤務だと全ての部屋までの距離が数秒で、それで何より助かるのがランチ時間を最大限活用できることだ。レンチンでパスタを温め、本を読みながら食す。食べ終わったら寝室へ移動し、壁に向かって足を上げながら本を読む。オフィスだと十分そこらとはいえ、昼飯を買いに行く時間が発生するので、その時間を読書に充てることができるのが大きい。昼休みはたいていは2冊ないしは3冊を10分ずつ読んでいるのだが、そこにさらに20分弱追加されるので、それぞれの本を読む時間を延ばすか、別の本を読むことができる。今日はスペイン語で読んでいる薄い小説があるのでそれと、先日から読んでいる三浦哲哉の「『ハッピーアワー』論」を追加で読むことができた。幸せ。誕生日に買ったボラーニョも早く読みたい。
 
 毎週木曜日に最新話が追加されるロード・オブ・ザ・リングの力の指輪シーズン2を楽しみにしているのだが、昨日追加されたばかりの最新話は観ていて結構しんどかった。戦闘シーンが多く、救いが見えずにすべてが破滅に向かっているかのようだった。原作も読んでいないのでこれからどうなっていくのかわからないが、この先の展開が楽しみだ。力の指輪はシーズン1からずっと楽しめている。いつか原作も読んでみたいと思っているのだが、かなりボリューミーなので今のところ手に付けることができずにいる。いつかは読んでみたい。

 ホークスは2軍も優勝。今日は大竹風雅が先発とあり、少し驚いた。中継ぎだと思っていたが、先発転向したのだろうか。怪我さえなければ今年も再支配下のチャンスはあっただろうが、来年先発として支配下に戻ってくることになるかもしれない。リチャードがまたホームランを打ち、逆転。リチャードは今季1軍で観る機会はあるだろうか。シーズン終了までにもう一度チャンスがあればなぁと思う。

2024/09/28

 スペイン語教室で新しく借りた小説は、始めこそあまり内容が頭に入ってこなかったものの、一度観たことのある映画ということ、そして小説を読むこと自体に慣れていること、Nivel1なのでやはり単語自体はかなり分かりやすいことから特に躓くことなく読み進めることができている。ところが、肝心の小説があまり面白くない。映画のノベライズということもあるだろうが、2時間程度の映画を無理矢理薄い小説にしているからか、大幅な省略が発生しているようで、内容がスカスカなのだ。Nivel1の小説として作ってくれているのだから仕方がないのかもしれないが、前回読んだ探偵もののシリーズが内容も面白く、楽しく読めていただけにつまらないと感じてしまう。読むのは問題ないが、つまらないからなかなか進まない。以前の2冊は何度も読み返したが、この小説を何度も読み返すのはしんどいなぁと思いながらも読み、だがわからない箇所が数箇所あるので読み返さないと勉強にはならない。とりあえず明日までには読み終え、明後日に2回目を読み、明後日のスペイン語教室には次の小説を借りるようにして、次の小説に移りたいと思う。

 昨日からNetflixで極悪女王を見始めた。これまでの人生で男性プロレス含めプロレスにハマったことはなく、話題になっているからという理由だけで見たのだが、これがまぁ面白い。昨夜は2話分を観る時間しかなかったが、今夜全て観ることになるかもしれない。唐田えりかがいい。長崎弁もそう違和感がない。特に2話で、剛力彩芽との対戦で2人が覚醒する対戦は胸が震えた。ドラマを観た限りではあるけれど、2人が女子プロレスの既成概念のようなものを破壊し、観客もそれに熱中し、新しいプロレスが始まった。それをリングサイドで眺めていたゆりやんがどんなプロレスをしていくのか。3話以降が楽しみだ。

2024/09/29

 昨日は仕事が終わってMUSIC CITY TENJINへ。仕事終わりということもあって行くか少し迷ったのだけれど、キリンジと岸田繁を無料で観られるとあっては行かないという選択肢はやはりなかった。キリンジが始まる少し前に会場に着くと、ほぼ満員の状態。ステージが始まった頃には、どうやら入場規制となっているらしかった。

 キリンジはこれまで一度も観る機会がなく、だから今回は岸田繁よりもキリンジを観ることを楽しみにしていた。ステージを前にして左側のやや前方にいたが、堀込さんの姿はほとんど見られなかった。が、その分、歌詞に集中ができて、改めてキリンジの曲の素晴らしさを実感した。いいライブだった。

 そして岸田繁。ソロで来るので、くるりの曲をやるのか、それともそれ以外の曲をやるのかどうなんだろうと思っていたが、岸田繁はサウンドチェックのときから出てきて曲をやり始め、そのうちの一曲が、僕がくるりの中で一番好きなアルバム『魂のゆくえ』に入っている「太陽のブルース」だった。どうやらくるりの曲もやるらしい。「太陽のブルース」を聴くことができただけでも満足で、ハーモニカも少しボブディランぽさがあってよく、もう一曲はCreedence Clearwater Revivalの「Have you ever seen the rain?」のカバーで、外国であればI wanna knowのところで合唱が起こったのかもしれないと思いながらも合唱にはならず、そんな中一人で歌うわけにもいかなくて少しだけ口ずさみ、この歌にもテンションが上がってサウンドチェック終わり、岸田繁の本番を待つことになった。

 キリンジの時よりも前方に行くことができたのだけれど、引き続き入場規制で大勢の人がいて、岸田繁は座りながら演奏していたこともあって、その姿は一切見えなかった。が、やはり姿が見えないと歌詞が入りやすくなるのか、これまで何度もくるりのライブは見たことがあるが、今までで一番歌詞に集中したライブとなった。「ブレーメン」はカラオケでも何度も歌ったことがあるが、ここまで歌詞に集中して聴いたことはなく、メロディーも最高だが、その歌詞の素晴らしさに感動した。というか、「ブレーメン」こそ合唱にふさわしい曲とメロディーのように思った。たぶん誰が歌っても歌いやすい。
 
 今日のホークス戦は優勝以来の勝ちというだけでなく、夏に育成から上がった前田純のこれ以上にないほどのナイスピッチング、そしてダウンズの先頭打者ホームラン含む複数安打と収穫の多い試合だった。和田と尾形もますます調子を上げていそうなのは心強い。前田純やがCSに向けての戦力になるのであればバッティングで結果を残している谷川原もCSのメンバーに入ってくるだろうし、レギュラーシーズンとはまた違った新鮮さも生まれそうで楽しみだ。

 試合終わって2日目のMUSIC CITY TENJIN。今日の目当てはくくく。原田郁子ちゃんももちろん観たいが、この夏以来毎日のように聞いている角銅真実のライブを観られるのを楽しみにしていた。細野さんのラジオに出ているのを聞いたことはあるが、ライブを観るのは初めてで楽しみにしていたのだけれど、即興性の強いライブで、しかしとても緩く、独特の雰囲気のライブだった。今度の単独ライブでも聴くことができるのだろうが、「長崎ぶらぶら節」を生で聴けたのもよかった。原田郁子の博多弁は何度も聞いたことがあったが、角銅真実も思った以上にずっと濃い長崎弁で話していた。最後の曲で、田島貴男がギターで入り3人でセッションして終わり。MUSIC CITY TENJIN、良いイベントだった。

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