日記 2021/03/07
今日は父の誕生日だった。父はとても寒がりで、先日帰省したときにもとても寒そうにしていたので、妻と相談して今年はレッグウォーマーを購入した。もう暖かくなってきているのでしばらく使う機会はないだろうが、次の冬に活躍してくれると嬉しい。
昼前に父からお礼の電話があった。久しぶりに嬉しそうな声色を聞いた。
この1年は家族全体で色々とあった。常に飄々としている父だが、何度も重大な決断を迫られ、方向転換をしたりと、しんどいところはあっただろう。父の方針に納得がいかず、僕も言い合いになることがあった。最近は声も小さくなってきていると母から聞いていた。嬉しそうな声を聞けて良かったし、そんな声を聞いたのが本当に久しぶりすぎて、少しぐっとくるものがあった。
一昨日に帰ってきたばかりだが、父はこの2日間とても寂しいと言っていた。娘がずっと話しっぱなしだったから、その不在を感じるようだ。実家だと、我が家のように自由におかあさんといっしょを観ることもできなかったから、ひたすら話して遊んでいた。騒がしかっただろうが、父も母も笑顔が多かったように思う。
今日は猫の誕生日でもある。15歳になった。
ここ2、3年は出ていないが、癲癇の症状があり、糖尿持ち、何度病院に連れて行っているかわからない。おまけに性格はとても繊細だ。5年くらい前には癲癇の症状がひどく、その後糖尿も判明して、とても弱々しくなっていた。体重もかなり減っていて、そのときには母もそんなには長くはないかもとは言っていたが、薬が合っていたのと母の看病のおかげか、それから体調を持ち直した。今のところは元気にしている。前の猫は13歳で死んだから、前の猫よりも長く生きていることになる。
帰省した際、娘と猫は、お互いの鼻がくっつくくらいに顔を近づけて長い時間見つめ合っていた。あまり人に近寄ろうとしない猫だが、娘から逃げようとは全くしなかった。
前回も娘は猫に興味を示していたが、あまりに大きい猫に圧倒されたのか、なかなか近づこうとしなかった。猫も娘の方をちらっと見る程度だったと思う。今回、娘は自分の方がお姉さんであるかのように振る舞っていた。猫に話しかけたり撫でたり、顔をのぞき込んだり。
まだ油断できる状況ではないが、会えるときに会っておかないといけないというのは、コロナ禍以降つくづくと感じていることだ。状況を見ながら、また娘を実家に連れて行って、猫とも遊ばせたい。