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デザインを学んで見える世界が広がった。「挑戦が楽しい」高校2年生のリアル【色覚特性者の世界を体験するアプリ「iSEE!」】
ライフイズテックスクールでは、1年間で自分が制作した作品を世の中にリリースすることを目標にしています。技術力・開発力の向上はもちろんですが、自分の作品を世に出し、多くの人に使ってもらうことで「世界は自分の力で変えられる」という実感を持ってもらうためです。
今回は、色覚特性者の世界を体験するためのシミュレーションアプリ「iSEE!」をApp Storeにリリースした森杏菜さんにインタビュー。アプリ制作のみならず、挑戦することの楽しさをキラキラと語ってくれました。
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「ないものは自分で作りたい。」だからアプリ制作を学んだ
ライフイズテックに入ったきっかけを教えてください。
10歳上の姉に勧められて、中学2年のときに初めて参加しました。当時は特に夢中になれるものがなく、何かを見つけたかったんです。オンラインキャンプに参加した後、スクールに入って、中学時代はずっとWebデザインをやっていました。
参加してみてどうでしたか?
すごく楽しかったです。自分は飽き性だと思っていたので、こんなに夢中になれることがあるとは思いませんでした。
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現在はiPhoneアプリ開発を学んでいますが、Webデザインから変更したきっかけはあったのですか?
Webデザインについていろいろ調べる中で、「色覚特性」という言葉を知りました。色覚特性とは多くの人とは異なった色の感じ方や見え方をすることを差すのですが、約320万人もの日本人がこの症状を持っていると言われているのに、色覚特性に配慮したデザインがすごく少ないことに気づいたんです。自分なりに解決策を見つけたいと思って、自分でiPhoneアプリを作ろう、と。
自分のアイデアを形にするために、手段として選んだiPhoneコースでしたね。
なるほど、それで今回リリースしたアプリ「iSEE!」を制作したんですね。
そうです。色彩検定を受けて、ユニバーサルカラーについて学びました。その知識を活かして開発したのが、色覚特性者の世界を体験するためのシミュレーションアプリ「iSEE!」です。スマホをかざすだけで3種類の色覚特性の見え方がチェックできるようになっているので、正確な視覚体験ができるようになっていて、日常生活でのリスクや課題を知ることができます。
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アプリの制作期間はどれくらいだったのですか?
実は、開発したのはクリスマスキャンプ期間中の4日間だけなんです(笑)。これを開発したくてiPhoneアプリコースを選択したので、キャンプ前までに教科書を一通りさらって、アプリ開発の基礎的な技術を学びました。それと並行して、企画の詳細を詰め、キャンプ前に企画書はすでに完成していました。その後、集中的に開発した感じです。
「デザイン」を軸にものづくりをしていますが、アプリの他にもデザインフェスタの出展経験があるんですよね。どんな経緯だったのですか?
単に思い立ったんです(笑)周囲に忙しそうにしている人がたくさんいて、そういう人たちをリラックスさせたいと思っていました。それを解決できるのはアロマキャンドルだと考えて、ものづくりも好きだし、自分で作ってデザインフェスタで広めようと思いました。
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出展してみてどうでしたか?
出展している人たちは、普段から店舗を持っているような大人ばかりだったので、大丈夫かなと初めは少し心配でした。でも、作ったものを見て驚いてくれる人が多くて、どんどん手に取ってもらえたんです。自分のアイデアが伝わっている感じがして、とても嬉しかったです。
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ライフイズテックでの経験で、行動力とチャレンジ精神が高まった
高い行動力や企画力がありますが、それは昔からですか?
ライフイズテックに入ってからだと思います。当初から、「何かを作りたい」という意欲が高かったのは確かですが、自分で目標を設定してそれを達成する経験はありませんでした。興味のある技術を調べて実装し、メンターからアドバイスをもらうというサイクルを繰り返していくなかで、学校やそれ以外の場でも自発的に動いて、企画や活動をすることが本当に楽しくなりました。
あと、基本的に私は負けず嫌いなので、賞をたくさん取っているメンバーを見ると、「自分もやってやろう」って感化されます。他にも、メンターが新しい技術について話してくれると、私もすぐにそれを調べてみたりして。
ライフイズテックには、私の負けず嫌いという特性を刺激してくれる人たちがたくさんいるんです。
デザインフェスタも特に大きなチャレンジだとは思わず、「やりたいから」という単純な理由で出展しました。挑戦のハードルが低くなったように感じます。逆にライフイズテックに参加していなかったら、学校の勉強以外は何もやっていなかったかもしれないです。
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デザインフェスタはかなり大きなチャレンジだと思うのですが...。
出展するのは本当に簡単なんですよ!ただ作った物を持って行くだけですから。
ドキドキしたけれど、それより楽しい方が勝ちました。ただ、実際にその場に行ってみると規模感が学校とはまったく違うことに驚きました。自分が思っていた以上に大きなことに挑戦しているんだという実感がそこで湧いてきて、とてもワクワクしたんです。
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デザインを手段に、さらなる挑戦へ
これからはどんなことに挑戦していきたいですか?
アプリ甲子園に出場して、決勝に進みたいです!友達とも「決勝で会おう」と約束しているので、その約束を果たしたいですね。アプリ開発を始めてまだ1年ちょっとですが、大規模な大会にもどんどん挑戦したいです。
それからプログラミングに限らず、今は興味のあるいろんなことを勉強して楽しんでいます。学ぶことが自分の武器を増やすことだと思っていて、勉強して自分の空白をどんどん埋めて、新たな可能性を見つけたいです。
今後の開発プランは既にあるんですか?
今は、1日ごとの感情を色で可視化して振り返れるアプリを構想中です。このアプリによって、夜ベッドでなんとなく現実逃避でスマホ見てしまう時間を、効果的な振り返り時間に変えることができると考えています。
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デザインにこだわっているわけではないんですね。
デザインは、目標を達成するための手段だと思っています。これまでに培ったデザイン力を使って、これからも何かを発信していきたいです!
デザインを手段に発信、最高ですね!あんなさん、ありがとうございました。
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