部活動や”好き”とプログラミングを掛け合わせる。やりたいことも将来も見えてきた高校3年生の今
ライフイズテックスクールでは、1年間で自分が制作した作品を世の中にリリースすることを目標にしています。技術力・開発力の向上はもちろんですが、自分の作品を世に出し、多くの人に使ってもらうことで「世界は自分の力で変えられる」という実感を持ってもらうためです。
今回は、ライフイズテックスクールの内部大会、「スクールカップ」でシルバー&ブロンズ賞を受賞した名古屋スクール・高校3年生の中山月葉さんにインタビュー。技術力を確実にあげながら、自分の”好き”や興味とプログラミングを掛け合わせて作品制作に挑戦する彼女に、開発を通しての変化を聞きました!
Webデザインの魅力は「自分の表現の幅が広がるところ」
ーライフイズテックに参加したきっかけって覚えていますか?
中3の秋に学校でパソコンを使う授業があって、それがすごく楽しかったことを親に話したら、父が「せっかくなら、パソコンを使ってものづくりをしてみない?」とライフイズテックを紹介してくれたんです。それで「Webデザインコースがおもしろそう」と思って、そのまますぐスクールに行きました。
初日は結構緊張していたけどやっぱり楽しくて、そこからどんどんのめり込んだ感じです。
ーどういうところが楽しかったんですか?
表現の幅が広がったと思ったんです。私は絵があまり得意じゃないのですが、すでにあるイラストなどを使いながら工夫したら自分なりのWebサイトもできることを知って、そこが魅力的でした。
スクールカップで味わった、過去一番の達成感
ースクールカップ(ライフイズテックスクール内部大会)では受賞もしましたよね。どんな作品だったんでしょう?
「話し方」を改善できるWebサイトを作りました。プレゼンテーションでの「話す力」の大切さをまとめ、具体的に何を心がけるとどのような印象を話し相手に与えるか説明しました。また、プレゼン能力診断機能を実装し、その場で原稿を読んだ音声を分析し、その人の話す力をチャートで表しました。分析結果に基づいたアドバイスも表示させました。
学校所属している放送部で「話すことの重要性」を学びました。もともとは放送部に入ったのも、話すことが苦手で滑舌をよくしたかったからです。部活を通して話す力が身に付いたので、「初心者でもこんなふうにしてこういうことを意識したら、話し方がうまくなるよ」ということを伝える作品を作ってみたかったんです。
とにかく分かりやすさにこだわりたくて、サイト内の文章作りには苦戦しました。長々と書いてしまうと見るほうは疲れてしまいますから、文章を絞り、その中でどれだけ伝えられるか、メンターさんに何回も何回も見てもらって相談しながら作りました。伝えきれていなくてモヤモヤする部分もあるんですが、本当に伝えたい部分はこの作品に落とし込むことができたと思います。
とても頭を使った作品だったと、いま振り返って思います。
ーここまでやり切って、スクールカップに出してみて、何を感じましたか。
ものすごく達成感がありました。いままでで一番の達成感かもしれないです。
診断ツールの実装は高度な技術や知識が必要で。新しい知識が必要だと分かったときは「とにかくできることをしよう、自分の力を尽くしてできる限り頑張ってみよう」と、むしろ「逆に楽しもう」と思っていました。
部活が作品作りの原点になり、作品作りが部活での姿勢を変えた
ー月葉さんは開発以外の部活や勉強でも「チャレンジしてみよう」という姿勢なんですか。
プログラミングを始めてから、そう考えることが増えてきました。
もともとはそれほどグイグイ行くほうではないというか、「もうできない」と思ったらあきらめることのほうが多かったんです。
でも、スクールカップなどの大会に出したりしているうちに「できなくてもチャレンジしてみよう」という気持ちがどんどん芽生えてきました。
部活で大会に出す番組を作る際も、これまでやっていなかった編集をみんなに積極的に提案できるようになりました。校内での発表でも「チャレンジしてみよう」と考えられるようになったし、開発以外への影響は大きいですね。
あと、作品作りをしていると、使ってくれた人から「すごく便利だね」とか、そういう声かけをしてもらえたことが結構モチベーションにつながっています。使ってくれたときの笑顔や、テンションが上がっている様子など、そういう表情や声に「あっ、作ってよかったな」と思ったりしますね。
将来はプログラミングに関する仕事につきたいし、AIも学びたい
ー将来はどういうことを目指しているんですか。
私は大学で情報学部に進学したいと思っています。プログラミングを極めていきたいですし、AIを学んでみたいとも思っています。将来はプログラミングに携わる仕事につきたいので、とりあえず、 “好き”はどんどん極めていきたいです。
ーちなみにいまも作品を作っていますか?
はい、今は教科書や書籍の読めない漢字に対して、スマホをかざすと読み方やその文面に沿った意味を、画面越しに見ることができるサイトを作っています。
ー便利そうですね!それは使ってみたいです。
私、近代小説が好きなんです。でも昔の本って、表現も漢字も難しいものが多くて、それを毎回調べるのは少しめんどくさい気持ちがあるし、同じ理由で電子書籍を選ぶ人もいると思うんです。電子書籍ならすぐに表現や漢字を調べられると思うんですが、紙の本には紙の本の魅力があって、私はそれも含めて近代小説が好きなんです。
だからこの開発を通して、紙の本を敬遠する人を少しでも減らして、紙の本の魅力に気づく人が増えたらうれしいなと思っています。
ー月葉さんの今後、とても楽しみです!これからも応援しています。
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