㉖Send in the Clowns
久しぶりに記事を書きます。友達のことで、随分苦しい気持ちもこれまで持ってきたのですが、今はそれほどでもありません。
今も友達はこの世にいるのか、どうなのか…まるで分かりません。
友達が書いてくれる、と言っていた手紙。待っている自分も居ます。それが届けばイコール、彼がこの世に居ない…という証にはなってしまいますけど。
彼が書いてくれる…と話していた翌日には別の病院への入院が決まったのですから、書く暇も無かったのではないか……そう推測します。
電話で聞いた彼の言葉・声がとても愛しいです。その彼が痛い思いを或いは今もしているのだろうか…って思うと堪らない気持ちになります。
もっともっと親しい仲になって、色々なことを共有したかった…という気持ちがあります。
彼から貰った言葉は沢山ありますが、特に、「まだまだお話したいことが沢山あります。mixi で繋がれたこと、出会えたことは私の記憶の宝物です」ってメッセージに書いてくれた言葉が、僕には忘れられない宝物です。
友達は骨の髄からの落語ファンだったのだと思います。僕も彼に倣って少しだけ落語入門しました(以前にも聴きに行く機会はありましたから、元々嫌いではなかったです)。
図書館などで何枚か落語のCDを借りて、その中では柳家小三治さんがとても好きになりました。一度はナマの高座へ足を運んでみたい…と思ったのですが、コロナでままならない状況に居る内、一昨年10月7日、小三治さんは亡くなってしまいました。
小三治さん、友達のお父さん、僕の母は、皆1939年の生まれで、それはどうってことないことかもしれませんが、ちょっと嬉しいことです。
友達に mixi上で、「小三治さんの落語が好きになりました」なんて書きましたが、あの時読んでくれていたのは友達本人だったのか、どうだったのか…。そうだったら嬉しいな。
今日、「もしかしたら…」と思って、YouTubeで或る検索をしました。友達が大好きな歌、『Send in the Clowns』。彼は「ソンドハイムに神が宿った…としか思えない」…とやり取りの中で言っていました。僕もこの曲が大好きです。
フィギュアスケートのキム・ヨナがソチ五輪で使用していた、ロンドン・シンフォニーオーケストラの演奏音源。とても良いなぁ…と思います。
友達に少しでも関わりのあるものを身近に置きたい…と思って一昨年買ったCD。その演奏動画が最近アップされていて、ちょっと嬉しくなりました。
『🎶Send in the Clowns』YouTube動画
まだまだ暑い最中ですが、涼しくなったら又、彼の好きな「池上本門寺」へ行きたいと思っています。
心の中に、ずっと彼が居てくれたら嬉しいです。
(友達が好きな噺家さんは沢山いたと思いますが、その内の一人は小三治さんの弟子、三三さんでした。三三さんの落語も大好きです☆)