「共に在り、共に学び、共に創る」という関わり。「挑戦の島」隠岐島前から開く、「技法以前」の伴走論
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──「伴走」という言葉が公用語になってきています。これがどうして社会に広がり、求められるようになってきたのか。その背景をどう見ているかを聞かせてもらえますか?
澤正輝(以下、澤):学校でいえば先生と生徒、会社でいえば上司と部下とわかれていますが、その関係性そのものが揺らぎはじめているんでしょうね。
これまでであれば、先生や上司は「正しい人」であり、より多くの情報や知識を持っていたり、より豊かな経験を持っている人だったりしました。持てる人と持たざる人という固定された関