歳を重ねて思う事
子供の頃は漠然と、大人になったら結婚して戸建てに住み、子供を2人育てるんだ〜なんて思っていた。
自分の生まれ育った環境がそうだったからかな。
そんな我が家は一人っ子。
産前体調がとても辛かった事、産後もホルモンバランスだったのかな…精神的にも体力的にも辛い日々が続いた事、そんな状態から気付けば2人目に踏み込むことが出来ないまま今日まできた。
子供の頃は大人になれば思い描いていた夢や生活が自然と叶うと信じて疑わなかった。
いつからかな?
努力しないと叶わない事が多いと思い始め、周りに合わせなければいけない事も多いと気付き始める。
それでも努力すれば、周りに合わせれば上手くいくと踏ん張って、目標実現に向けて過ごしてきた…気がする。
理不尽だと思うことも、今が踏ん張り時だと乗り越えてきたように思う。
結婚して出産した頃かな…徐々に、自分の努力だけではどうにもならない事が本当に多いと思い始める。
例えば。最初に書いた妊娠出産、そして育児。
自分の体調は管理したくてもどうにもならず、産後ブルーで「私は妻として、母として、嫁として、娘として…何一つ満足に出来ない。人間失格な気がする。こんな私で周りに申し訳ない」と自責の念に駆られて過ごした時期があった。
育児は我が子でありながら、当然自分とは違う1人の人間を育てる事であり、親の思ったように育ってくれるとは限らず紆余曲折ある。
例えば。親族の訃報が増えたり友人まで亡くなる…
「なんでなんで、、、」と泣くけれど、こればかりは自分の力ではどうする事もできず泣くしかない。
ただ、良くも悪くも人はいつか亡くなる時が来て、それはどうしようもない事だと冷静に受け止められる事が増えた。(友人に関しては若過ぎたこともあり…色々考えが巡ってしまう)
年々自分の努力ではどうにも出来ないと思い知らされる事が増え、なるようにしかならないと、全てではないけれど前よりは割り切れる事が増えたのも事実。
努力ではどうにも出来ない、それなら少しでもスッキリ割り切れるように後悔しない生き方を選びたい。親孝行もその1つ(あまり何も出来てないけれど…)
後悔は付き物かもしれないけれど、ちょっとでも後悔を減らせるような生き方をしていきたい。
割り切れる事が増えつつある今は、とても気持ちが安定してて楽しく過ごせてる気がする。
数年後、更に歳を重ねた自分は何を思ってるかな?
自分の生きた軌跡に少しでも後悔という文字が少ない人生を過ごせてたら良いな。
「もし僕があの日少し違う未来を選んだとしたら…」
「確かなことは僕が創った道 それだけは変わらない」
「僕は僕の人生も運命も抱きしめてゆこう」
「今ここにいる僕が僕のすべて それだけは変わらない」
嵐の「僕が僕のすべて」より