なかにし流、心に余裕がなくなった時の対処法
どうも、チンパンジーです。
突然ですが、
あなたは今、心に余裕がありますか?
そう聞かれてYESと答えられる人は、ほぼいないんじゃないでしょうか。
現代社会は変化が凄まじいだけでなく、外から流れ込んでくる情報も膨大。にもかかわらず、個人に求められる物事の基準は高まる一方です。
そんな社会では余裕がなくなっていることなど当たり前になり、人生そのものが自転車操業みたいな状態になっている人も珍しくありません。
かくいう私も昔からその状況に陥ることは珍しくなく、今でもその壁にぶち当たることだってあります。
ただそんな中でも、現時点で最も効果的であろう『なかにし流、余裕の作り方』みたいなものを作り上げたので、この記事で共有しようと思います。
1. やる事を減らす、絞る
余裕を作る上で基本となる戦略はこれです。とにかく自分が時間や労力を使うものを減らしてしまうというもの。厳密には、減らすというよりも絞るという言い方が正しいです。より重要なものに絞って時間をかける。トレードオフの原理原則に則って、「絶対やりたい事か(やる事か)」「それ以外」で仕分けするということです。
もっと言うと、食事、睡眠、運動、衛生という基本的な行動だけで1日を終わらせても問題ありません。もしお仕事や学校がある場合は、できるだけ早く切り上げて、その後の予定には何も入れないようにしましょう。
加えて基本的な考え方として、行動の数と時間を減らしていくやり方が良いでしょう。例えばいつも30分やっていることなら、余裕を作るために15分にしてみたり。いつも5つのことを予定に入れているのなら、その日は1つだけにしてみたり。とにかく自分の1日のスケジュールに、できるだけ余白を作ること。十分な余白が取れるまで、自分のやる事を絞って減らすこと。これが重要になります。
ちなみにこの時に絶対してはいけないことは、余裕があるからと言って、やる事を増やしてしまうこと。SNSを見たり、スマホを触ってみたり、ニュースを見たり、人と会ってみたり、そう言ったことはしない。
余裕とは頭に無の状態があるからこそ生まれるものです。せっかく無の状態が作れる時なのだから、ノイズを入れて余裕をなくすようなことはしてはいけません。自然と関わったり、ぼーっとしてみたり、何もないところを見ながら紅茶やコーヒーを飲んだり、とにかく脳に入ってくる刺激や情報を減らす事が重要です。わかりやすく言えば、『PC・スマホ・テレビなどのデジタルデバイスを断ち、一人の時間を確保する』というところでしょうか。
2. 主体的に何もしない事を選択する
余裕とは余白のことであり、無でいられる時間が多いことです。なのでスケジュールに余白を作って、いざ余白の時間に突入したら、主体的に何もしない事を選択する必要があります。この時にスマホやPCを見て、頭を刺激するような事をしてはいけません。『何もしないをする』という事が重要。
やり方は基本なんでも大丈夫です。椅子やソファーに座ってぼーっとするとか、紅茶やコーヒーを飲みながらぼーっとするとか。散歩をするとか、ペットと戯れるとか、紙の本を読むとか、紙に色々書き出すとか、そんなことでもOK。ただいずれにせよ、デジタルデバイスを使うのは絶対にNGです。それから人に会うのもあまり良くありません。
実際にやってみればわかりますが、すぐに刺激が欲しくなってくることに気づくと思います。手の動きを止めたり、何かに取り組まないようにしてみたり、というのは意外と難しいのです。それほど自分の人生が「行動しなければならない」「退屈したくない」と言った感情でいっぱいになっているということ。
しかしそんなふうに思うからこそ、余裕がなくなってしまうのです。余裕とは余白、無のことです。だから実際には「行動しなくても人生は肯定されるもの」「ゆったりとして落ち着きがあることは幸せ」という事をしっかりと理解して、余裕のある暮らしを手に入れるために、何もしないをする必要があるのです。
3. 調子が良いタイミングでエネルギーの要る事を終わらせる
私の場合、『お風呂上がり』『起床30分後』『洗顔後』などは調子が良い傾向にあります。このような調子の良い時にデジタルデバイスをダラダラ使ってしまうと、せっかくのチャンスが無駄になってしまいます。
調子の良い時というのは、エネルギーが多い状態です。エネルギーが多いということは、面倒なことや難しい事が簡単にできる状態ということ。つまりこのエネルギーの多い、調子の良いタイミングで優先順位の高い事を終わらせなければ、それ以降はずっと難易度の高い状態で取り組まないといけないということになるのです。
面倒なことであればあるほど、やりたくないことであればあるほど、エネルギーが必要です。だからこそエネルギーがある時にささっと終わらせておかないと、後々エネルギーが少ない状態でやらないといけなくなるわけです。
だから調子が良い時や気分がいい時であればあるほど、「めんどくさい」とか「やりたくないけどやらないといけない」と思っていることについて、ささっと取り組んでささっと終わらせましょう。そうすればタスクに対して使えるエネルギーが多くなるので、余裕のある状態を維持しやすくなります。エネルギーを貯金しましょう、ってことですね。
4. 無理に何かをやろうとしない
「何をしていいかわからない」「やりたい事がない」みたいな状態の時に、無理をして行動しようとする必要はありません。何をしていいかわからなかったり、やりたい事がない時は、精神的・身体的に余裕がない場合も少ないからです。
これは「やらなければいけない」という感情のせいでやりたい事がわからなくなっている場合ではなく、「いつもはやりたい事があるのに、なぜかやりたい事がなくなった」みたいな状態の時には無理に何かをしようとする必要はないのです。
この状況に陥っているときは、心の余裕がなくなってしまっていたり、少し疲労が溜まっている可能性が高いので、思いっきり余裕のある状態を作ってあげましょう。
やる事を絞って減らして、何もしないを選択する。そして心ゆくまで余裕を作る。もし余裕ができてきたら、余裕を作るための行動に時間と労力を使って、さらに余裕を作る。それでやりたい事が自然と感じられたり、やる事が自然と決められるようになってきたら、そのタイミングで走り出せばいい。
「動かないといけない」「行動しないといけない」みたいな状態になると、余裕がなくなって出来るものもできなくなるし、見えるものも見えなくなるので注意が必要です。
最後に
そもそも人生は長いので、あれもこれもやる必要なんてないですし、それをやったところで100年後には死んでます。であれば幸せで充実した人生を生きる方が良い人生になるのは間違い無いですし、あれもこれもやろうとして余裕がなくなり、結果として何もできないなんてのはあまりにも無益です。
なので余裕を大事に生きましょう。人生における余裕とは時間と労力が余る状態をいかに作るかにかかっていると思うので、とにかくその状態を作れるようにして毎日を過ごしましょう。
ただし余裕はすぐには作れません。だから毎日少しつづ余裕の幅を増やしていき、最終的に余裕を堪能できる状態まで持っていく事が肝心です。またこの記事では減らすことをメインに書きましたが、運動と食事に力を入れて、使える労力を増やすことも効果的な方法の一つだとは思います。ただ余裕がない時にそれをするのは難しいと思うので、まずは無駄を省くことから始めましょう。
ではでは。