プロヴァンス地方?名前からして勝負は既についている
何故プロヴァンス地方を訪れたのか?
私にとっては、皆目掴みどころのない土地であったからである。
南仏、ラベンダー、ワイナリー巡り、ロマンチックな小説、あるいは映画の舞台、プロヴァンス地方に関する私の蘊蓄はせいぜいその程度であった。
取りあえず、プロヴァンス地方の概要を把握すべき、目的地はこのように選んだ。
公共機関でもアクセスの出来る場所は外す。
景観が類似している場所は外す。
博物館、美術館メインの場所は外す、一つの場所に時間を掛けないため。
観光はホテルから一番遠方から開始し、最終目的地はホテルから一番近い場所とする。慣れない土地にての長時間の夜間運転を避けるため。
と言う理由にて3日目の訪問地として私が選んだ町/村は以下である。
見どころ、歴史等に関しては私が綴るよりもネットで調べて頂いたほうが詳細であるため、こちらでは写真と簡単な実用情報のみを紹介をさせて頂く。
レ・ボー=ド=プロヴァンス (Les Baux-de-Provence)
この日の最初の訪問地であり、10時半頃の到着時、路肩に駐車場を見つけるのはそれほど苦ではなかった。路肩に設置された駐車発券機にて3時間分の駐車料金を払い、村の入り口まで5分ほど歩いた。
しかし、昼食を終えて村に別れを告げる頃には、かなり遠方の路肩まで車の長蛇が出来ていた。
このレストランは、テーブルから岩肌が臨める風光明媚なレストラン数軒の中の一軒である。レストランの名称は現段階では控えさせて頂く。会計に間違いがあったためである。一番高価な大蝦サラダの代金がカードから二重に引き落とされていたのだ。
駐車時間が迫っていたため焦っており、金額を事前に確認をしていなかったこちらの不注意でもあるが、残念なことである。気が付いたのは、こちらに戻ってかなり日数が経った頃である。
レ・ボーに別れを告げ、小一時間の車路にて、次の観光予定地へ。
村の中心広場まで5分ほどで歩いて行ける場所の駐車場を利用した。最低駐車時間は4時間であったと記憶する。この駐車場、ハイシーズンには混んでいるそうである。
ゴルドに別れを告げ、小一時間の車路にて、この日最後の観光目的地へ。
フォンテーヌ=ド=ヴォクリューズ (Fontaine-de-Vaucluse)
この村は、時間に余裕があったら訪れる予定であったが、ほぼ夕刻、急ぎ足にて廻ることにした。この村を選んだ理由は、前者の村々とテーマが異なっていたからである。高台に君臨する石畳の美しい前者と異なり、こちらは自然がテーマである。
この村では、泉の方角とは反対側の、水車から徒歩5分程度の大型駐車場を利用した。こちらも最低駐車時間は4時間であったと記憶する。
「水の出どころが謎である神秘的な泉がある」、というキャッチフレーズに誘われ川沿いを奥の方に歩いて行く。
夜間はライトアップされ非常に幻想的である、ということだったが、夜間はホテルに居たためにその景観を拝むことは儘ならなかった。
以上、3か所を足早に観光し、非常に疲れていたため、夕食はホテルで簡単に済ますことにした。
近くにスーパーマーケットがないかと検索してみたが、いずれもイースターにて閉店、あるいは早い時間に閉店していた。前日はキオスクのようなところにて必要最低限のものしか購入していないため、冷蔵庫には水しか入っていなかった。
範囲を広げて検索してみると、ホテルに戻る途中の町のスーパーマーケットが19時まで開店しているとある。時刻は18時過ぎであった。
18時40分頃に、西部劇のゴーストタウンのような町に迷い込んだ。夕刻の町にはまったく人の気配が感じられなかった。くだんのスーパーマーケットを見つけたが、その町と同様、そのスーパーにも人の気配は無かった。
「20時まで開いているスーパー見つけた。2つのサイトで確認したから信頼出来ると思う」
娘が言った。
私たちは仄かな期待を掛けて、食料探しの旅を続けた。目的地はAix En Provenceである。
果して私達の夕食は救われた。
イースターのこの日は、20時閉店であったが、ギリギリに駆け込んでバゲット、パイ、生ハム、ジュース、次の日の朝食、娘は出来合いのサラダ等を購入することが出来た。
Carrefourスーパーマーケット様様である。
Casinoという名称のフランチャイズの方が多少安い印象はあるが、イースターのこの日は閉まっている店が多かった。
メガ記事にご訪問を頂き有難う御座いました。
今回も、写真はマックス22枚のマイルールを遵守することが出来ませんでしたが、楽しんで頂ければ幸いです。
こちらで記載させて頂いた数値等は、大体の感覚を掴んで頂くために記載させて頂いているものです。変動することもあり、絶対的なものではありません。
ちなみに、この3か所で私が一番惹かれたのはレ・ボー=ド=プロヴァンス、娘のお気に入りはゴルドでした。
基本的には読み切りを主義としておりますが、今回は長くなってしまうため数回に分けることに致しました。前回の記事はこちらです。