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まめ 4才6ヶ月|のりくらのワンちゃん|Vol.01

乗鞍高原に住むワンちゃんやネコちゃんをご紹介!
冬は-15℃にもなる環境で、たくましく暮らす彼らの姿から、自然と共に生きる大切さが伝わります。雪景色の中で犬は元気に遊び、猫は自然を観察。時に頼もしい友として熊を寄せ付けないなんてことも。
この連載で、彼らとの素敵な日々を一緒に楽しみませんか?

今回ご紹介する「乗鞍高原に住むワンちゃん」は、
乗鞍高原・上高地を中心にアウトドア体験を提供するリトルピークス代表 小峰邦良さんちのまめちゃんです!


プロフィール

名前 小峰 まめ
年齢 4才6ヶ月 男の子
犬種 野犬(獣医師曰く、甲斐犬とシェットランドシープドッグの雑種)
性格 超慎重派!一見大人しく見えるが去勢していないオスへの対抗心はヤバい!!

果たして僕は何犬なんだろう…

愛犬まめとの運命的な出会い

コロナ禍において娘さんの夢を叶えるために、犬を飼うことにした小峰さんご家族。

「娘が飼いたい犬を探しはじめましたが、ペットショップではしっくり来ず、保護犬のサイトを見つけました。そこで、長崎県の野犬峠から保護された野犬の子どもたちの情報に出会い、『この子だ!運命の出逢いだ!』と感じました。」と小峰さんは話します。

選ばれたのは、保護犬の中でも一番臆病な犬。保護団体からは、犬が懐かない可能性を聞かされましたが、「どうしてもこの子の心を開いてあげたい」と家族全員が決意。はじめの数週間は、まめが唸らず、吠えず、散歩もせず、抱っこすると失禁してしまうという日々が続いたそうです。

しかし、ある日、仕事の下見で立ち寄った薄川で、一人の若者が「可愛い犬ですね!」と声をかけた瞬間、まめが小峰さんの胸に飛び込んできたのです。この出来事がきっかけで、まめは徐々に小峰さん家族との距離を縮めていきました。

いまでは銃声や花火、大勢の人がいる場面では抱っこをせがむ小峰家の「抱っこ犬」のまめ。
眠るときは枕元を好み、旅の際は真っ先に車に飛び乗るほど活発になったそうです。

雪山の下見に無理やりの図

お気に入りの場所

アスファルトや砂利道を外れた藪漕ぎや、イワナ釣りや山菜・キノコ採りで秘境探検が大好き愛犬まめと共に、山の生き物を感じながら自然を楽しむ日々という小峰さん。
夕飯の煮込み(白飯、煮干し、カツオ節、鶏むね肉、キャベツを煮込んだ特製ごはん)を楽しみに、今日も全力で野山をまめは走りまわります。

早朝の一の瀬が大好きだワン!
山菜取りなのか?散歩なのか?
仕事に付き合わされて退屈

オススメのペット用品やおやつ

基本的に動物病院、ペットショップ、ドッグランは大嫌い!
ペット用品でじゃれる事もなく…
おやつは生の鶏肉を愛するという、まめ。
さらに、どんなに大好きなおやつも信頼した人の手からしか口にしないところは、まさに野犬魂があふれています!

おわりに

まめが我家に来てから人生が変わりました。と小峰さんは言います。
私自身コロナ禍や喉頭がん宣告など苦しい時期を乗り越え、言葉を超えた心のつながりを実感。まめと共に過ごす日々は唯一無二で、彼の存在がなければ今の自分の生活は想像もつかない。
泥だらけで藪漕ぎしながら全力で生き抜く毎日。
「まめ、ありがとう!共に野犬スピリット全開で生きていこう!」

滅多に飼い主を直視しないまめの貴重な一枚

小峰さん家族の根気強い努力と深い愛情を通じて、まめとの絆が日々深まっていった様子がとても伝わってきます。まめは、はじめは警戒心が強く臆病だったけれど、いまではすっかり家族の一員として活躍していますよね!

ワンちゃんとの生活がどれだけ豊かでかけがえのないものになっているのか、小峰さん家族のあたたかい体験から感じました。


次回の「りくらのワンちゃんネコちゃん」

次回は、泊まれるレストランirodoriさんの看板猫でもあり乗鞍高原の最年長ネコちゃん「じゅげむ」の登場です!お楽しみに!


取材・文:渡辺タエコ 写真:小峰邦良さん提供
企画制作:のりくら高原ミライズ構想協議会 移住推進プロジェクトチーム


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