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三度目の渡航で移住体験①
2015年に初めてのフィンランド旅行を終えてすっかりフォーリンラブしてしまった私は、冬の表情も見てみたいと約5ヶ月後に再訪するわけですが、その話はまた別で書きます。
結果的に、冬の滞在もとても良く(今思えば、外国に滞在しているという事実に浮かれていたのかもしれません)、とにかく帰国以降ずっと考えていたことは、
・どうやったらまた行けるか
・どうやったら旅行ではない滞在ができるか
・どうやったら住めるか
でした。
2年間思い続けたところである日たまたまネットで求人広告を見つけました。急いでレジュメと写真を準備し、連絡なんて来ないだろうと思いながらダメ元で応募してみたらなんとSkypeで面接をしてくれてあっという間に採用が決まりました。
(連絡を受けた日ははまさかの韓国留学出発日だったっていうのもなんだかドラマチックw)
それにしても採用だなんて嬉しい驚きでした。テンション上がりすぎて周りの心配なんて耳に入らないし、否定的な意見なんて完全スルー。
旅行などでビザなし滞在できる期間を超える期間を大好きなフィンランドで過ごすことができる、家もある、海外で働くっていう経験もできる、お金も稼げる。
新しい生活と出逢いにワクワクしかありませんでした。
ただただ突っ走っていました。
がしかし。
決定的なことを忘れてました。
私が住みたかったのは夏のヘルシンキだった。仕事が決まったのは真冬の北極圏で、南北に長い国土の南端と北端ほど全く違う場所。
ヘルシンキから国内線で最寄りのイヴァロ空港着陸間際に上空から見た景色は今でも鮮明に覚えています。
「あ、私すごい所に来たな」
(どんよりと寒々としたこの感じ。)
とはいえもちろん期待もありましたが、実際のところ本当にすごかったです。