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三度目の渡航で移住体験③

無意識に負担をかけてしまった北極圏での暮らしは、初めてのことだらけで、驚いたりそれがまた楽しかったりする時ももちろんありはしたけれど、日本とのあまりの違いに混乱した。そして辛かった。

過酷な生活環境と右も左も分からない仕事と言葉が分からない不自由さ。

到着後たった数日で「辞めたい」ってボスに言ってしまったけれど、辞めてしまったらフィンランドに居られなくなると考えて思い留まった。

体の異変

人事の方や周りの同僚たちはというと、とっても優しくてとっても良い人たちだったのがほんとに救いで、忙しくて余裕がなくなってるときも多かったけれど、周りの助けがあったからこそ私はがんばれた。

そう。がんばっていた。

(私はHSPでとても敏感なタイプらしいことは帰国後に知った)

日常生活は英語でできても、仕事、ましてやガイドとなると、知識プラス臨機応変な対応やそれなりの体力も必要になる。プレッシャーも感じる。真面目だからちゃんとしなきゃと思ってしまうんだよね。

加えてその暗さと寒さである。

仕事を始めてから2ヵ月が経とうとしたところで謎の体調不良になった。

日本から持参した風邪薬が効かず、もらった薬も効かない。たぶん風邪ではなかった。ただただ体が重くて動けなくて一日中ベットで眠っていた。

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(玄関前の気温計。この日は比較的暖かい。-10℃くらいがちょうどいいよね~なんて話してたなー)


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