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Vol.8【知識編】「背部痛・腰痛のお客様に対して施術している筋肉(下肢編)」

こんばんは。
LIFEHANDの砂川です。


前回の記事Vol.7の続きです。
今回は「背部痛・腰痛のお客様に対して施術している筋肉(下肢編)」
臀部・骨盤部~足底部までの筋肉を
挙げていきます。


「背部痛・腰痛」に悩んでいる
お客様のほとんどが原因や要因が
背中・腰の筋肉にあるのではないか?と
感じていると思います。


もちろん、背中・腰の筋肉がなんらかの
原因で筋硬直、筋緊張を引き起こして
痛みを感じたり、凝り固まっている感覚に
なっているのは間違いではありません。


実際に背中・腰の筋肉が凝り固まっている
お客様は多いですし
背中・腰の筋肉の硬さが原因になっている
ケースも多々あります。


しかし、背中・腰の様々な不調は
その部位だけ原因、要因となって
引き起こされているわけではありません。


お客様からすると全く関係のないだろうと
思われているお身体の部位の
筋肉の筋硬直、筋緊張も関係しています。


臀部・骨盤部~足底部を含めた下肢の筋肉が筋硬直、筋緊張することで
「背部痛・腰痛」を引き起こす
原因、要因に繋がってきますので
前回の記事で挙げた上肢の筋肉だけではなく
下肢の筋肉も少しづつ覚えていきましょう。
それでは下肢の筋肉を挙げていきますね。


【骨盤部・臀部】
大臀筋、中臀筋、小臀筋、
梨状筋、上双子筋、下双子筋、
内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋
※梨状筋~大腿方形筋の6つで深層外旋六筋群
恥骨筋
恥骨筋は鼠径部にある為、施術する際は細心の注意を払い必ずお客様の承諾を得て
行なってください。
承諾が得られない場合は
施術を控えてください。


【大腿部】
大腿筋膜張筋、腸脛靭帯(外側面浅層)
大腿筋膜張筋は上前腸骨棘と腸骨の外側および背面に付着している為、施術する際、
中臀筋、小臀筋をイメージする
理解しやすいと思います。

大腿四頭筋
(大腿直筋、内側広筋、中間広筋、
外側広筋の4つ)
縫工筋、
恥骨筋、大内転筋、小内転筋(大内転筋の上部)
長内転筋、短内転筋、薄筋
※恥骨筋~薄筋の5つで股関節内転筋群
大腿二頭筋(長頭・短頭)、半腱様筋、半膜様筋
※大腿二頭筋~半膜様筋の3つで
ハムストリング


【下腿部】
下腿腱膜、前脛骨筋、後脛骨筋、
長腓骨筋、短腓骨筋、
長指伸筋、長拇指伸筋、
膝窩筋、足底筋、腓腹筋(内側頭・外側頭)、
ヒラメ筋、長指屈筋、長拇指屈筋、アキレス腱


【足部】
足底筋膜、屈筋支帯、
拇指外転筋、短指屈筋、小指外転筋、虫様筋
足底方形筋、短拇指屈筋、
拇指内転筋(斜頭・横頭)
短拇指伸筋、短指伸筋


上記に挙げた下肢の筋肉も沢山あるので
一気に覚えようとすると訳が
分からなくなりますよね?

大丈夫ですよ。
僕自身もセラピストとしてデビューした
19歳の頃は同じように感じました。

骨格筋って層になっていて複雑なのに
その上、筋肉単体の数が多すぎて
覚えられそうもないと・・・


ですが、そこに自ら工夫して
面白さを見出すことができると
意外とサクサク覚えることができます。


オススメは【部位】ごとに覚えていくと
覚えやすいと思います。


ステップ1
最初は知識として頭で覚える→(今はここ)

ステップ2
筋肉単体を3D映像で覚える→(できれば筋肉の形状や筋線維の走行まで)

ステップ3
頭の中で3D映像をイメージする

ステップ4
3D映像をイメージしながら手の感覚で覚える


覚えた骨格筋単体を実際の施術で
お客様のお身体に触れ
手のひらの感覚と頭の中で立体的(3D)に
イメージしながらできるだけ適格に
アプローチすることが出来るようになると
またまた面白くなるのですよ!


ご自身の手のひら、拇指、四指の感覚と
頭の中に映る筋肉の3D映像が一致して
仮に施術を受けているお客様の
苦しくて辛いポイント、
凝り固まっているポイント、
揉んだり、押して欲しかったポイントを
ちゃんと思い通りに適格に狙えるとしたら
ワクワクしませんか?



やはり何ごとも面白さがないと
夢中になることができないので
継続することが難しくなりますよね?


一気に覚えようとするのではなく
ゲーム感覚で1ステージずつクリアしていく
感じで良いと思います。


ご自身にあったやり方で少しずつ
覚えられるように
工夫してみてくださいね。


次回Vol.9では
【知識編】「臀部痛のお客様に対して施術している筋肉」を書いていきますね。

次回は「臀部」という部位にだけに絞るので
筋肉の名称だけではなく、臀部の筋肉の中でも特に凝りやすい筋肉や筋疲労が蓄積しやすい
筋肉を挙げていきます。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


それではまた。



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