2021/2/26 新聞記事ピックアップ
こんばんは。2021/2/26の面白かった新聞記事を3つピックアップしていきます。
1. オリンパス、早期退職に国内844人応募
オリンパスで950人の早期退職の募集があり、それに844人が応じたそうです。
勤務形態別では40歳以上かつ勤続3年以上の正社員が62%、定年後の再雇用者が22%、無期契約社員が16%を占めた。退職日は原則3月31日で希望者には再就職も支援する。
退職金を上乗せで支払ってもらえる層が退職者の多くを占めるようです。
同社は23年3月期に売上高営業利益率20%以上の目標を掲げるが、21年3月期は11%にとどまる見通し。人員削減による固定費の圧縮で収益性改善を急ぐ。
多くの会社が実施しているようですが、固定費の削減に関しては目下の関心ごとになりそうですね。雇用の流動性が高まれば、日本も会社にしがみつかない生き方を実践できるので、良い傾向でもあるのかもしれません。
2, 川崎重工、年功制を全廃 工場含む1万7000人対象
川崎重工業は、2021年度から全従業員1万7千人を対象に役割や成果に応じて賃金やポストを決める、年功序列式の人事制度を撤廃するそうです。
従来は年齢も査定項目に入れていたが、今後は実力に応じて資格を割り当て、そのうえで賃金や賞与が決まる仕組みだ。習熟度の厳密な査定は難しい面もあり、同じ経験度合いの人の中での相対評価も実施する。
生産現場を除く営業などの総合職では3段階に分けた資格の中で処遇する。「専門知識以外にも業務に関する知見があるか」「上司を補佐し、部内の方針につなげられているか」など資格に応じて6つ程度の評価の要素がある。それぞれの達成度を上司と面談。資格の昇進には試験を受ける。
非管理職の段階から職務内容と成果に基づく評価を徹底し、管理職にふさわしい若手を抜てきしやすくする。
こんな感じで、生産現場、総合職の人事評価や管理職への登用の際の基準などを設け、これを基に給与、昇進を決めるそうです。
ただし、これを評価するのが社内の人間だった場合、忖度や好き嫌いなどで査定が決まるリスクもありそうですので、うまく機能するのかは疑問です。日本にも実力主義、ジョブ型雇用というシステムがもっと育まれていくと良いなと思いました。
3. 塩野義製薬、下水から新型コロナの感染把握 北大と開発
塩野義製薬は北海道大学と共同で、下水に含まれるコロナウィルスを検出し、感染者を含む地域を特性する技術を開発したそうです。
欧米などに比べると日本はコロナ感染者が少なく、下水に含まれるウイルス量も少ない。そのため北大の北島正章助教と塩野義は下水に含まれるRNAを高度に濃縮する技術を開発した。
塩野義製薬はコロナワクチンの開発競争で国内トップクラス(アンジェスに次いで)なので、コロナウィルスやそれに由来するRNAを取り扱う技術が優れているんでしょうね。
今後はデータを蓄積し、将来は1日の感染者数の把握や数日後の感染者数の予測をすることを目指す。また、スタートアップと協業し、下水の採取からPCR検査による分析まですべてをロボットで自動化し、リアルタイムに感染把握ができるサービスも検討する。
リアルタイムでウィルスのモニタリングができるようになれば、感染地域の特定と移動自粛要請がより簡単になりそうですね。コロナウィルスがいまだに脅威となっているので、このような技術が確立されることを願うばかりです。
今日は日経平均株価が1202円下げました。
首都圏を除いて緊急事態宣言が解除決定となりました。
サンドウィッチマンが宮城県に1425万円を送り、寄付金額の累計が約5億円になりました。
と、いろいろあった一日でしたが、皆さんの一日はいかがでしたでしょうか?
最後まで読んでいただいた皆さんに、良いニュースがあることを願っております。