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絵を上達させるためのサイクル

どうもみなさん、本日は1月19日。「いい句」の日と言うことで、一句詠んでいきたいと思います。

「家いても 心に荒ぶ 隙間風」

……う〜ん、0点!w

とまあ前置きはこの辺にしておき、今日は絵を上達させるためのサイクルについて書いていきたいと思います。

絵を上達させたい方は、この記事に書いてあることを実践していくだけでみるみる上達していくので、是非自分でチャレンジしてみてください。

はい、ではまず最初に答えから発表しちゃいましょう。


模写→本番→添削→模写→本番→添削→模写…」


絵を上達させたければ、このループをひたすらひたすら繰り返してください。
できれば毎日、10分でもいいので、自分の手から生み出される線を「形成させていく感覚」を忘れないようにキープしてください。

僕はこの方法を実践してから、大分上手くなったのではないかと思います。(以下、2014年頃に書いたオリジナルキャラクター)

「はじめてのはな」のコピー

こちらが2020年3月頃書いた、同じキャラクターです。

20200313 11のコピー

着色こそせず、まだまだ至らない部分ばかりですが、およそ6年前と比べると線のまとめ方が段違いですね。

この上達法の素晴らしいところは、とにかく先ほどのループを繰り返して繰り返すことによって、出来上がった絵のおかしい部分に気付き、修正、原因を分析、手癖を見直し、模写で新たな法則を発見、自分の絵に投影、修正…と、自分の弱点を俯瞰して見ながら、足りないものに一つずつ気付いていける点だと思います。

とは言っても、いきなり初心者さんにほらやってみ!と言ったところで、どうすればいいかわからなくなってしまうでしょう。

なので、一つ一つしっかりと、このループ法の効果がある理由を紐解いていきましょう。

①模写

一番最初に初心者がやるべきことは、模写。

はいはい…なーんかどこいってもみ〜んなそれ言うよね〜〜。

みんなが言うということは、それだけ効果があるということです。
模写がめんどくさいのであれば、模写を飛ばしてもいいとは思いますが、模写が抜けたループ法だと、自分の手癖から抜け出すタイミングが自分じゃわからなくなってくるので、かなり苦労すると思います。
遠回りが一番の近道な訳ですね。

と、その前にここでいう「初心者」の定義は、「今までの人生全く何かを描いたことがない、でも何かを描きたいという思いは強くある、何から始めたらいいかわからない人」と決めておきましょう。

では、何故初心者はまず、模写をすべきなのか?結論、

「正解を見て、法則を発見するため」です

あなたは車の免許を取ったことがありますか?
初めて教習所でドキドキしながら運転をする時、隣に教官がいたはずです。その教官から色々なことを教えてもらい、あなたはどんどん運転が上手になっていった、そのプロセスと絵の上達は全く同じ。

絵もまず「正解」を見て、その通りに描いていく。
ここで言う「正解」は、あなたの好きな絵、これから描きたいと思っている絵、などですね。
それを見て、あなたが何故この絵を描きたいと強く思っているのか、その原因、法則をとにかく観察して分析、自問自答して自分なりの答えを出す。

ここまでやると、わざわざ貴重な時間を割いて模写をした意味が出てくるのではないでしょうか。

初心者のみなさんが一度は誰でもハマってしまう「何故自分は描けないんだ」というドツボ。

描いたことがないのなら描けない。これは当たり前なんです。

いきなり自転車に乗れた子供を見たことありますか?
まぁ、稀にはそんなセンス抜群の子はいるでしょうが、そんな稀有な才能を持った人のことを羨んでも、自分が上手くなる訳じゃない。
あなたが今できることをただやりましょう。

話を戻し、初心者が模写をすべきなのは説明しました。
その理由も、説明しました。

では、何故「模写をして、絵を観察し分析すべきなのか」

…ふふふ、めんどくさいでしょう?
めんどくさいけれど、この「何故?」を続けていくことによって、新たな世界が見えてくるのです。もうひと頑張りです!

何故絵を観察し、分析するのか?それは、

法則を見つけることによって、自分の絵に投影できるから」です

模写をする最大の意味はここにあります。
模写先の絵から、あなたが素晴らしいと思った部分を抜き出し、自分の料理(絵)に全てブチ込んでしまいましょう。例えば!

あ〜なるほど〜模写先の絵は目が大きくて、頭の部分の比率のほとんどを占めているな〜とか、
このキャラクターが可愛く見える理由って、4頭身だからなのか!?とか…

なんでもいい。
なんでもいいので、模写先の絵から、あなたが素晴らしいと思った理由を2つ以上抜き出しましょう。

簡単な話、それを自分の作品に入れれば、それはもうあなたの作品なのです。

……

なんかすごく長くなってしまっていますね(笑)
簡潔にまとめることができずに申し訳ない…(涙)
そして面白くない(悲)
いちいちボケてもいいんですが、それも今回の趣旨とブレてしまうので、あえて真面目な回にしてみました。

次回は、また「本番」の大事な部分のお話を書きたいと思います。

ここまでご覧頂き、ありがとうございました。

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