いよいよという事実、そして想像力の翼を
いつかはそんな日もやってくるだろう、そう肌では感じていましたが、やはりここ新城市にも新型コロナウィルスがやって来てしまいました。感染者一名に始まり、その数は12日現在5名となっています。特に新たに発表があった4名は感染経路不明という発表でした。
感染者が出たとしても、それがどこの誰であるかということや、どうしてということを詮索をしたくなりますが、必要であると感じられれば公的な機関より、追加情報が発表になるはずです。現段階で各個が不確かな情報や不安な気持ちを先走らせて、不要な詮索をすることはやめましょう。また仮にそれがどこの誰かわかったとしても、その感染した事実と誹謗中傷や心ない言葉を発することとは全く関係がありませんし、感染した人は「言われてもしょうがない」、感染していない人は「責めたり噂にして良い」という境界線はそこにはありません。
もし自分自身が、自分の家族や大切な人が感染して、いつも「おはよう」「こんにちは」と気軽に言っていた近くに暮らす人たちから、急にそうした態度や言葉を与えられたらどうでしょうか?そうした苦しんでいる相手の立場に立って考えたり、様々な角度からものごと考えることへ想像力を働かせましょう。今こそ想像力を最大限に、相手を思いやる気持ちへと使う時だと僕は思います。その想像力を人と人の繋がりを、世の中を不安定にする方向へ使うのはやめましょう。少なくとも何らかの繋がりの中でwebやSNSなどでもしこの文章を開いて読んでくださった皆さん、よろしくお願いします。僕に出来ることは限られていますが、自分の周囲からだけでも誰かを思いやる気持ちを大切につなげていきたいと思えてなりません。それよりも今、こうした事実を受け、自分が大切な人を守ったり、世界を少しでも早く安定させるために自分たちが出来ることは何かを考えることに、相手を思いやる気持ちと同じくらい想像力を働かせましょう。誰かを詮索したり、糾弾することが「いま自分たちの最大限出来ること」だとはどうしても僕には思えません。
さてヤングキャッスルの営業も自己都合で申し訳ないのですが予定では20日からGW開けまで自主休業をしようと考えていましたしたが、現在新城市の置かれた状況の変化と、公共施設の付帯施設、人が集まりやすい場所という観点、そして今自分たちが出来ることを自分たちの判断で自信を持って行動に移すということから、自粛、休業の予定を早めようと思います。正式なアナウンスや詳細は明日にでも。
こうした「正論」的文章を一個人が表現したり、伝えたりすることにいろいろな意見があると思いますし僕自身も迷いもありますが、それでもそれが少しでも誰かの行動意識に届いたり、何より自分の不安な気持ちや行動を少しでも鼓舞するものであればと思い、ここに記し、記録に残します。
もし不愉快だと感じる方がおりましたらどうかご容赦ください。