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浜松・三ケ日エリアへ

新型ウィルスの影響か昨日は店舗の稼働も静かで(といいながら、基本的に都市部のカフェや喫茶店のように混むことなどないのだけれど)、いつもより少し早めに店を閉めた。

北西から強風が吹きつけている午後。風も冷たい。いつものように部屋に戻ることなく、帰宅前にヤングキャッスルからロードワークに出る。「どこに行こうか?」と迷いながらもいつもより少し時間に余裕もあるので浜松方面まで足を延ばすことにした。何年ぶりだろうか。数年前のラファ・プレステージ新城以来か。

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いつもロードワークで利用している新城南部エリアを抜け、福津峠から三ケ日エかリアに入り、風越峠を抜け、奥山半増坊を横目にし、陣座峠~黄柳野を抜けて新城に戻るコースだ。どこに行っても桜がちょうど見ごろを迎え美しい。

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福津峠は特に変哲もない、いわゆる峠だけれど、個人的には新城で好きな峠のうちのひとつ。サイクリングGPSアプリStravaによれば約3.3㎞/5.6%という登りの設定らしい。坂の入り口には慈廣寺というお寺があり、桜が見ごろ。そこから鳳来三ケ日線へ接続し三ケ日エリアへ下る。

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三ケ日は静岡県でも有数のみかんの里。急に景色が開け、斜面にみかん畑が並ぶ風景に早変わりする。南斜面、日当たりもよく、一気に南国感。峠を下りながらちらり、ちらりと遠くに浜名湖が見えたりもする。

そこから風越峠を目指す。富幕山の南側に位置する峠で、もう何年も一緒に走ってはないが、浜松の友人、O田君がStrava上ですごい速さ(速さだけでなくペダリングモニター値もすさまじい)で登っているまさに彼のホームグラウンドともいえる場所。こちらもStravaによると3.2㎞/5.8%という設定。

実際、久しぶりに登ってみると、彼がどれほどの速さで、どれほどのトレーニングを重ねてそのような速さや数値をたたき出しているのか実感できる。もちろん僕自身は適度なペースで淡々と登る。強風が吹き荒れていても森の中は静かでほとんど車両とすれ違うこともない。

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頂上付近では展望が開け、高速道路も見える。

そこからは峠を下り奥山半僧坊を横目に止まることなく通過し、新城方面へ帰路につく。浜松と新城の境には陣座峠が待っている。いつもそんなに登りを絡めたトレーニングをしているわけでもないし、すでに足がいっぱいいっぱい。何より北に進路をとったせいで、北風との対決。そして夕方が近くなり風が冷たい。この風がどんどん体力を奪っていく。この峠は3.7km/5%らしい。

そこから新城市内に入り、黄柳野エリア、吉川を抜けて帰宅。久しぶりの三ケ日ライドはとても新鮮だった。今回はもちろんソロで走ったわけだけれど、久しぶりに走る道、峠はこれまで知人、友人と走ったその時の記憶をたくさん蘇らせてくれた、ずいぶん前のことのような記憶を思いだしながら、まだ僕は基本的にはいまも何も変わらないように、サドルに座り、クランクを回し、前に進み続けているんだなということを実感させてもらった。

また時間を見つけて足を運ぼう。



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