あれから4ヶ月、骨折
唐突にやってきた骨折。それも大腿骨・転子部をバキッといってしまった。そこからの手術〜入院生活。新しい店舗オープン、大会開催を一月後に控えるタイミングだった。
幸いにも重症であるものの、複雑に折れた訳ではないため、手術、そしてリハビリは、自身の基礎体力や周囲からの応援や支援もあり、予定よりも早く約3週間で退院となり、店舗オープンやら大会に穴を開けることなく、現場に復帰することができた。怪我〜手術と言う自身が動けなくなる一旦停止の中で気づくことは多く、きちんと回復する見込みがあるからこそ、本当に多くの学びとなった。
そしてパフォーマンスや目標とは程遠くとも、12月には地元・新城で開催されるIRC CUPでレースにも復帰することができた。
そして今日怪我から約4ヶ月…今日の定期検診で「骨は完全にくっつきました」との言葉をドクターよりいただいた。もちろんトップに付けた写真にある太いチタンボルトはいまだに体内に入ったままだ。けれども骨折部の骨はしっかり順調につながった。怪我をしたことは不幸なことだけれど、その中では不幸中の幸いとも呼べる怪我の具合であったこと、それから周囲の支え、そして両親からもらった丈夫な体、怪我以来、こうした全てに感謝しない日はない。
「もう(運動も)何をやっても大丈夫ですよ」との太鼓判をドクターからいただいたものの、正直、運動機能が回復すればするほど、ボルトが体内に入っていることからくる違和感や、患部周辺、皮膚の表面に近い部分で鈍い痛み、違和感を強く感じる。これは体内にボルトが入っていることはもちろん、ボルトを抜去するため、ボルトの頭が骨の外に出してあることに由来するようだ。筋や腱を動きに合わせゴリゴリするらしいし、実際にそんな感じ。特にその影響はランニングや歩行に出ており、どうしてもその違和感や痛みを避けるため自然と、本能的に避けるため、体が代償的に動いてしまい、うまく走れない。自転車のようなペダルの回転運動はそこまで違和感を感じないが、それ以上にランニングはまだまだ少し時間が掛かりそうだ。
そのボルトを抜去する日程も当初では1年後だと言われ、そして順調な回復に従い7月頃(10ヶ月後)、そしてさらなる回復を経て、4月以降(7ヶ月後)ならいつでも、ということになった。現実的には大会の運営や、GWなどを挟むため実際は5月中旬〜6月中旬あたりでの抜去となりそうだ。こんなに順調な回復の過程を歩めたことに、多くの皆さんに感謝の気落ちしかない。本当にありがとうござます。
さて、明日からは愛知牧場2days、特別な週末が始まる。もちろんいまだにランニングはうまくできないのでゴルゴダの丘に続くきつい角度の長い階段、そしてステップでの自転車の乗り降り。うまくこなせるとは思わないけれど、明日、そして日曜日は楽しんで走りたいと思う…ブースの猛烈な忙しさの中、果たして出走できるのかは甚だ疑問ではあるが。
しかし走ろうが走らまいが、この週末を楽しみにしていた。会場でお会いする皆様、どうぞよろしくお願いいたします。愛知牧場で、いつものテントの下でお待ちしています。