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小さい子のいたずら、イヤイヤ期は何で起きる?対処法を知りこどもを伸ばそう

こんにちは。なるです。


誰しも一度は悩む3歳未満の子どもたちのいたずら、イヤイヤ期。

 

大事なモノを壊されたり、細かいものがいっぱい入っているものをひっくり返されたりしてつい怒ってしまいたくなりますよね。

 わが家でも同じようなことはありました。

 ティッシュペーパーを全部出してしまう事は定番で、綿棒が入ってるケースから全部出したり.....。今考えても発狂しそうです。

 子ども達は何のために、どんな意図でイタズラやイヤイヤをしたり反抗するのでしょう。

 その答えのヒントとなり、手助けしてくれる教育法、それがモンテッソーリ教育です。

そして、わたしは、家庭と自分自身の問題で、双子を含む3人の子ども達5年間保育園にも行かせずワンオペで子育てをしてきました。

 そんな過酷な子育て環境の中でも、こころの支えとなってくれたものの一つがモンテッソーリ教育です。


そもそもモンテッソーリ教育とは

どんな時代になっても「一人で生きていく本当の力」を、自分で獲得できるように、親は見守ろう。そして、一人でできるように手伝ってあげよう。
これがモンテッソーリ教育の子育てです。

 ____モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!(藤崎達弘)


このモンテッソーリ教育で大事なポイントだと感じたのは
『子どもの特性を知り、対処法を考える』
ということです。

0歳からも座ってみたい立ってみたい、よじ登ってみたい、歩いてみたい、走ってみたいという衝動で成長していくように

 3歳までの子どもはどんどんからだが発達することで、手指を自由に上手に動かしてみたい。

という衝動が起きます。こういった発達のために起きる衝動の事をモンテッソーリ教育では敏感期といい、この敏感期は、成長による発達で起きるものなのでピークが存在します。
実はイタズラの本質はそこにあるのです。

 では敏感期とはどういったものがいつ頃ピークを迎えるのでしょう


・秩序(いつもと同じ場所・順番・道順)【0歳~3歳】
・感覚(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感)【3歳~6歳】
・運動(体全体、バランス感覚、手首、指先を使うなどの動き)【0歳~3歳基本の動き【3歳~6歳体全体】
・言語(話言葉【0歳~3歳】書く【3歳~6歳】読む、数【4歳~】)
・社会性(挨拶、礼儀【3歳~】文化習得、集団行動【6歳~】)

など多岐にあります。

勿論個人差はありますが、おおよその時期と順序は同じようにやってくるものです。

そしてこの幼児期という0歳から6歳の間がその後の人生を生きていくための80%の能力を備えていく大事な時期であると言われています。

これら、敏感期に子どもを伸ばしているのだと理解したうえでイタズラやイヤイヤしている原因をよく見ると、

 

・危ないところに上っていく→足と手を上手に操れるための運動の敏感期
・ティッシュの大量出し→指先を上手に使えるようになるための運動の敏感期
・いつもと違う近道をしたら嫌がる→秩序の敏感期
・頭を何度もぶつける→あたまを壁やドアにぶつけると音がして、少し痛い→感覚の敏感期
・時々、パパがお風呂に入れると、ママが洗ってくれる時と順番、やり方が違って泣く→秩序の敏感期
 

という風に見えてきます。

対処法は?
 

とは言っても、困ってしまうイタズラとか、イヤイヤはありますよね。

なにもイタズラしているのを放置してくださいとは言いません。勿論対処法はあります。

その前提として、子どもがどんな敏感期で何をしてみたいと思ってその行動をしているのかを観察、分析してみる事がとても重要です。

そして、そのうえで、

・手作りおもちゃなどの替えられるものを用意する、
・その行動、運動ができやすい環境を整える
・パパ、ママと秩序的なことは共有しておく
・パパ、ママと子どもの成長の予習をし共有する
・ルールを設ける

といった準備をしてあげると、こどもも親御さんも心に余裕をもって、子育てできるはずです。

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本当の成長・発達とは?

よく、お友達、あるいは兄弟と比べてしまうという悩みが聞かれますが、

成長のステップアップは、その前の段階をいかに充実して経験できたかにかかってきます。

 ですから、親は子どもの成長に対する正しい知識をもち、子どもを見守って、手助けする方法を知り、実践して

「子どもが自分の力で出来ることを少しずつ増やしていく」

ということが本来の成長、発達のステップアップなのです。

子育ての予習は子育ての辛さを軽減する
 

わたしの場合、モンテッソーリ教育などいろいろな知識を取り入れて子育てしてきた方の著書をきっかけに、長女の子育てが始まったころからモンテッソーリ教育と似たような価値観で育ててきました。

ティッシュの大量出しには大きな袋を用意して好きなだけそれに出してしまったティッシュを入れさせたり、
台所用品で好きなだけ遊ばせて一緒に片づけたり、やりたいと言われた事は工夫すればできることなら出来るだけやらせてあげれるようにしてきました。

そのあと、モンテッソーリに出会って、もっと具体的に関わり方、お手本の見せ方、子どもの特性を利用した環境の整え方を学んで、取り入れる事で、それまでより自分一人ででできる事が増えてきました。

そして、長女が弟たちに勝手に教えてくれるようになったり、一緒に遊んでくれるようになったので親の手間が他のところにかけられるし、こどもを見守りながら別の事もできるようになって、心の余裕にもつながりました。

 

イタズラに上手に対処したり付き合ってあげる事で子ども自身が一人でできることが増え、

脳や心、体の発達を促し、その親の姿勢が、子どもに伝染していきます。

 もし、モンテッソーリ教育に出会っていなかったら、実務的な、作業量的な大変さに加えて、なぜ?なんで?どうして?というような悩みも加わり、対処法もわからず母親として機能不全になっていたかもわかりません。


結果、知っておくだけで、今はこの時期なんだと安心して構えることが出来ますし、子どものやりたい事の動機や衝動を理解してやれることが出来ます。

それは子どもの心の成長をいいものにしてくれますし、子どもの意欲も育てることになるでしょう。


今回もここまで読んでいただいてありがとうございます。

 

この記事があなたの子育ての一助になることを祈っています。


では、また。

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