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慎さん's view Vol 1 テーマ「コンフォートゾーン」
はじめに
「慎さん's view」ではテーマを一つ決めて、「私の視点」で最近考えていることや感じていること、今の想いなどを率直に書きたいと思います。
読んでいただいた方の、新しい気づきや視点、自身を振り返るきっかけに少しでもなればという想いで書きたいと思います。
皆さんにとって少しでも有意義な内容になれば嬉しいです!
今回のテーマ
はじめてのテーマは「コンフォートゾーン」
「コンフォートゾーン(Comfort zone)」とは、「居心地のいい環境や場所」という意味で用いられ、ビジネスシーンで良く耳にする言葉です。
最近コーチとしてクライアントにコーチングを提供する場面で、何回もキーワードとして出てきています。
逆に自身がクライアントとしてコーチングを受ける立場でも、度々キーワードとして出てくる言葉なので、はじめてのテーマとして選んでみました。
今回はこの「コンフォートゾーン」をテーマに、最近考えていることを書いてみます。
慎さん's view
コンフォートゾーンのイメージ
「コンフォートゾーン」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますでしょうか?
成長に向けて「コンフォートゾーンから抜け出す」「コンフォートゾーンから脱却する」という言葉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
良くビジネスの自己啓発本を読んでも、「コンフォートゾーンから抜け出すことが重要」といったニュアンスで書かれている内容を目にすることも多いと思います。
かく言う私自身も「コンフォートゾーン」と聞いて、後に続く言葉に真っ先に「抜け出す」が頭に浮かびます。
もっと言えば、成長には「コンフォートゾーンから抜け出す」ことが重要だと強く信じ、今まで3回の転職を繰り返し、同じ会社の中でも定期的に新しい役割を求めてきました。
振り返ってみても自身が一番成長できたのは、新しい仕事や新しい役割に「チャレンジ」し、まさに「コンフォートゾーンから抜け出し」たときだったと実感しています。
そのため今でも、成長には「コンフォートゾーンから抜け出す」ことが重要だという想いは変わりません。
コンフォートゾーンから抜け出す必要はあるのか?
ただ、私の「コンフォートゾーン」という言葉の捉え方が変わる経験がありました。
昨年、今の会社に転職し少し落ち着いてきたとき、自身が受けるコーチングの中で「コンフォートゾーン」がキーワードとして出てきました。
そのときの私は、今の会社に少しずつ慣れてきて居心地が良くなってきた中、次の成長に向けて何か新しいチャレンジをし、コンフォートゾーンから抜け出さなければと焦燥にも近い想いを抱いていました。
そこでセッションの中で、次の成長に向けて「コンフォートゾーンから抜け出し何にチャレンジするか?」をテーマに上げました。
そのときにコーチから問いかけられたひと言は、私の固定概念を大きく変えるものでした。
「コンフォートゾーンから抜け出す必要はあるのでしょうか?」
コーチは私が無理やりコンフォートゾーンから抜け出さなければと考えているのを感じ、そのような問いをしてくれたのだと思います。
その問いにより私は、
・自身がコンフォートゾーンからは抜け出す必要があると固定概念として思い込んでいたこと
・コンフォートゾーンから抜け出し「成長」しなければと「成長」に囚われていたこと
・今はコンフォートゾーンに留まりたいと感じていること
に気づきました。
コンフォートゾーンに留まるという選択
そのコーチングのセッションで私は「今はコンフォートゾーンに留まるチャレンジをする」ことを決めました。
コンフォートゾーンに留まるチャレンジと聞くと、少し可笑しく聞こえるかもしれません。
でも「コンフォートゾーンは抜け出すものだ」「抜け出して成長することこそが重要だ」と思い込んでいた私にとって、「コンフォートゾーンに留まる」ことは、「怠けている」「停滞している」という感覚が強くありました。
そんな私にとって「留まる」ことは大きなチャレンジでした。
ただ結果としてコンフォートゾーンに留まることは、私に本当に自分がやりたいことをじっくり考える時間を与えてくれました。
その時間の中で、私は「ライフコーチング」や「noteでの発信」など「本当に自分がやりたいこと」に気づくことができました。
そして気づくだけでなく、その新しいチャレンジに向けて動きたいという意欲が湧き、今までよりもずっと軽やかに「コンフォートゾーンから抜け出す」ことができました。
あのとき「留まる」選択は次のチャレンジへの「充電期間」になったのだと今では感じています。
この体験により私はコンフォートゾーンは必ずしも抜け出すことが重要なものではなく、そのタイミングによって、「抜け出す」「留まる」を意識的に選択することが重要だということを学びました。
今は「留まる」ことで新しいチャレンジに向けた充電期間が必要なタイミングなのか?
それとも新しいチャレンジをして「抜け出す」タイミングなのか?
それを意識的に選択することが、コンフォートゾーンを抜け出し新しいチャレンジへ、前向きに、軽やかに向かっていくことにつながるのだと思います。
あなたは今、
「コンフォートゾーンから抜け出す」
「コンフォートゾーンに留まる」
どちらの選択が必要だと思いますか?
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回は「コンフォートゾーン」をテーマに、私が考えていることを書いてみました。
少しでも皆さんの新しい気づきや自分を振り返るきっかけになっていれば嬉しいです。
次回もお楽しみに!