『専門書』は「自分事の世界」の範囲を広げてくれる航海図!
はじめに
こんにちは!りょーすけです。
今日の本棚では、Kindle作家のくろろんさんが書かれた『日本一わかりやすい!M&A超入門』をレビューしていきたいと思います。
(※本書はKindle電子書籍/Kindle Unlimitedで購読可能です)
<ぼくのブックレビューの骨子はコチラの記事をご覧ください👇>
専門性の高い分野の本って、どうしても敬遠しがちじゃないでしょうか?
そこにはきっと複数の「メンタルブロック」が折り重なってて、理解するのが難しい本を「読まなくていい自分」を正当化してるんですよね🤔
結果、You Tubeでの解説だけに頼ったり、『マンガでわかる!』系ですべてを理解したようなつもりになったり。
ぼくは読書の大半を、著者との「知的格闘の戦場」だと思っているので、ビジネス書だろうと自己啓発書だろうとノウハウ本だろうと、今回取り上げたような専門書(入門書)だろうと、やはり「著者自身が紡いだ言葉」と直接対峙することは、絶対に避けてはならないと思っています。
ただ、もちろん冒頭にも書いた通りそこには、
・使われている言葉が難しい
・経験したことがないからイメージが湧かない
・著者の「当たり前」と足並みが揃わない
・そもそも、分厚い(ページ数が多い)
などなど、「専門書は読むのしんどいあるある」は挙げればキリがありません。(笑)
前置きが長くなりましたが、そういった前提を踏まえて、本書は専門性の高い「M&Aの基礎知識」を学べると同時に、あなた自身の「専門書を気軽に読み解くスキル」まで磨ける一石二鳥の良書なのです!
ではいつも通り、一緒にFiStActしていきましょう📖
Finish:M&Aなんて一生自分には関係ない
まず冒頭からぼくがビックリしたのは、著者が本書の対象者に「そもそもM&Aに興味も関心もない」人間を含めているということΣ(゚∀゚ノ)ノ
これはとてつもない挑戦です。
そもそも興味も関心もない人間を専門書で「満足させる」というのは、ぼくには到底挑む勇気が出ないほど難しいことですから・・・
が、著者は本書全体を通じて、M&Aに当事者意識がある買い手/売り手それぞれの経営層や、同族経営の家族、従業員、そもそも自分には関係ない他人事だと思っていた人間まで、様々な角度に「視点をスイッチ」して、M&Aというひとつの物事をこれでもかと「立体的に」説明してくれています。
本書を読み進めていくと、M&Aの輪郭がハッキリと捉えられていくだけでなく、じわりじわりと自分にとっての「選択肢のひとつ」であることが分かってくるのです。
もはや『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』なんていう時代ですよ?
もしM&Aを当事者意識の範囲の外に置いていた人は今すぐ・・・そのマインドブロックをポイっ٩(๑´3`๑)۶
「M&Aなんて一生自分には関係ない」
Start:必要なのはM&Aを「実行するスキル」じゃなくて専門家と「対話する視座」
ぼくは専門書を読むときはいつも、他のビジネス書などとは少し違った読み方をします。
その流れをざっと説明すると、、、
Step1:表紙(裏表紙・帯)で全体像をイメージ
Step2:目次と著者紹介を「熟読」←ココ重要
Step3:「はじめに」と「おわりに」だけ読む
Step4:全体を流し見で図解や太字だけ目に入れる
Step5:本文を読む
こんな感じ。
自分自身に前提としての予備知識がないときほど、一見遠回りに見えそうなStep1〜4を大事にしてます。
そうすることで、著者が見ている世界にちょっとずつちょっとずつ昇っていく・憑依していくんですよね。
あと、自分で全体像を描けないからこそ、先に著者が描いている一番大きな世界観からつかんで、徐々に解像度を上げていく(ズームしていく)みたいな感覚でもあります。
本書は、そんな「専門書を気軽に読み解く」練習としても、最適の1冊なのであります🙌
本書のM&Aでもそうですが、結局「外野の人間」としてこのような知識を学んでも、最終的には「仲介者」などの専門家の力を借りるしかないし、情報量や理解度でその人たちと「同じ水準」に辿りつく必要はないんです。
でも、相手がプロだからって「丸投げ」にしちゃいけない。
せめて本書のような専門書を通じて、「同じ視座で対話できる」状態にまで到達することが、一般人にとっての現実的なゴールではないでしょうか!
「学ぶのはM&Aを"実行するスキル"より専門家と"対話する視座"」
Action:『マッチングサイト』を覗いてみよう!
もしここまでの話を読んでみて、
「もしかしてM&Aもアリなんじゃないか・・・」
って思ってもらえたならっ!
最後にひとつ、オススメのアクションがあります🙋♂
それは、「M&Aのマッチングサイトを見てみる」こと、です。
そうすることでまず、「M&Aという可能性にワクワク」してください。
著者が本書で繰り返し述べている通り、M&Aは一筋縄ではいきませんし、「買って苦労する」のか「買わずに後悔する」のかという、なんとも歯がゆい選択をすることになります。
であるからこそ絶対に必要なのは、M&Aを選択する「目的」であり、なにがあっても最後までやり抜く「覚悟」とその先の世界への「ワクワク」だと思うんです。
先にM&Aについて深く学ぼうとして専門書を何冊も買い漁ると、気持ちが折れる可能性大です。(笑)
ぜひお気軽に、「へぇ、こんな案件も出てるんだぁ〜」とよりM&Aを身近に感じてもらえたらと思います🙌
※ぼくはサイトの違いとかはわからないので、比較記事だけ載せときますね
さぁ!あなたも興味持ったなら今スグやってみるのが一番っ(´ε` )
「『マッチングサイト』を覗いてみよう!」
おわりに
と、いうことで。
今日はKindle作家のくろろんさんが書かれた『日本一わかりやすい!M&A超入門』でFiStActしてきましたが、いかがだったでしょうか?
それでは最後に、ぼくの印象に強く残った言葉を紹介しておわりにしたいと思います。
もしこの記事がちょっとでも参考になった、おもしろかったと思ったら、ぜひスキやコメントでリアクションをいただけるとうれしいです!
また、今後「この本について書いてほしい」なんてお声も大募集中ですので、ご遠慮なくコメントでご要望くださいね。
それでは、今日はこの辺で失礼します(^^)/~~~