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私の仕事 自殺防止(32)
はじめに
皆さんこんにちわ。他者支援のプロ ラングめぐみです。
人生の冬を過ごす方々と共に歩いてきました。日本及びドイツでお子さん、病気の方、高齢者の方の心のサポートをしてきました。
現在他者支援のプロによる元気が出るコーチングをモットーにボイスマルシェで活動しています。
米国アンガーマネジメント協会公認アンガーマネジメントファシリテーター及びACC公認NLP Neuro Linguistic Programmingライフコーチです。
ラングめぐみの自己紹介
はじめてこの記事に来てくださった方、どうもありがとうございます。
私の紹介はこちらです。宜しければお読みください。
またいつも見て読んでくださる方、今日も本当にありがとうございます。
今日のテーマ 自殺防止
さて今日は現在の仕事の一部であるボランティア仕事の自殺防止について書きたいと思います。
前回の記事はこちらです。
日常臨床における自殺予防の手引き
平成25 年3 月版
日本精神神経学会精神保健に関する委員会編著 から
自殺予防を考えていきたいと思います。
今日は
5.自殺と精神疾患表 2 主要な精神疾患と自殺のリスク
です。
主要な精神疾患と自殺のリスク
気分障害
◦ 自殺はうつ病エピソードで起こるが、双極性障害では混合エピソードにも注意する必要がある。
うつ病患者における自殺の危険性の増大と関連する特異的な臨床的特徴
◦持続的な不眠
◦自己への無関心
◦症状が重度(特に精神病症状を伴ううつ病)
◦記憶の障害
◦焦燥
◦パニック発作
うつ病患者の自殺の危険を増大させる要因
◦ 25 歳以下の男性
◦発症が早期であること
◦アルコール等の乱用
◦双極性障害のうつ病相
◦混合(躁状態・抑うつ状態)状態
◦精神病症状を伴う躁病
統合失調症
◦ 統合失調症では精神病症状の存在、自己の行動についてコメントする幻聴の存在、抑うつ気分の出現、ライフイベントなどが自殺を引き起こすこと
がある
◦ 回復過程、再燃、精神病後抑うつで、抑うつ気分が出現する場合
◦自殺企図歴を有する患者
統合失調症患者の自殺に特異的な危険因子
◦雇用されていない若年男性
◦反復する再燃
◦悪化への恐れ(特に知的能力の高い者)
◦猜疑や妄想などの陽性症状
◦抑うつ症状
統合失調症患者の自殺が出現しやすい時期
◦病気の初期段階
◦再発の初期
◦回復の初期
アルコール依存症
◦アルコール依存症は自殺のリスクを上昇させる
アルコール依存症の自殺と関連する特異的な要因
◦早期発症のアルコール依存症
◦長期間の飲酒歴
◦重度の依存
◦抑うつ気分
◦身体的な健康状態が悪いこと
◦仕事の遂行能力が低いこと
◦アルコール依存症の家族歴
◦最近の重要な人間関係の破綻または喪失
パーソナリティ障害
◦ パーソナリティ障害は一般人口母集団に比べて自殺のリスクが約7 倍といわれている。境界型パーソナリティ障害では、衝動性が自殺のリスクを高
める
パーソナリティ障害での自殺リスクを高める因子
◦失業
◦経済的困窮
◦家族不和
◦葛藤
◦喪失体験
今日はあらためて危険リスクを復習しました。
大切なのは、一つの病気に対して更なるライフイベントが重なった時に
自殺リスクが上がるということだと思います。
普段から気を付けておいて、さらに大きなイベントがあった時には更に注意する、声をかけるように連絡を取るということが大切です。
今日はここまでです。
記事を読んで頂きありがとうございました。
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米国アンガーマネジメント協会公認アンガーマネジメントファシリテーター及びACC公認NLP Neuro Linguistic Programmingライフコーチの活動の一環として
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