
Photo by
enema
私の仕事 自殺防止(19)
はじめに
皆さんこんにちわ。他者支援のプロ ラングめぐみです。
人生の冬を過ごす方々と共に歩いてきました。日本及びドイツでお子さん、病気の方、高齢者の方の心のサポートをしてきました。
現在他者支援のプロによる元気が出るコーチングをモットーにボイスマルシェで活動しています。
米国アンガーマネジメント協会公認アンガーマネジメントファシリテーター及びACC公認NLP Neuro Linguistic Programmingライフコーチです。
ラングめぐみの自己紹介
はじめてこの記事に来てくださった方、どうもありがとうございます。
私の紹介はこちらです。宜しければお読みください。
またいつも見て読んでくださる方、今日も本当にありがとうございます。
今日のテーマ 自殺防止
さて今日は現在の仕事の一部であるボランティア仕事の自殺防止について書きたいと思います。
前回の記事はこちらです。
何回か一般医にむけて自殺について書かれたWHOの報告を紹介しています。
今回は
【プライマリケア従事者のための手引き】
から自殺問題の2000年の状況を復習します。
自殺:社会・人口動態・環境的要因
性別
既遂自殺者は男性に多く、未遂自殺者は女性に多い。
年齢
自殺には次の2つのピークがある。
若年者(15~35 歳)
高齢者(75 歳以上)
婚姻
離婚した人、配偶者が亡くなった人、結婚していない人は、結婚している人に比べて自殺の危険が高い。単身生活者、別居者も危険が高い。
職業
医師、獣医、薬剤師、化学者、農民は、一般人口よりも高い自殺率を示す。
失業
職を失うということも自殺に関連していることが明らかになっている。
転居、移民
農村から都市部へ転居した人や、外国に移住した人はより自殺の危険が高まる。
ライフ・ストレス
自殺を決行する以前の3ヶ月間に、以下に挙げるようなさまざまな人生におけるストレスに満ちた出来事を経験している。
対人関係上の問題。例:配偶者、家族、友人、恋人との不仲。
拒絶。例:家族や友人との離別。
喪失体験。例:経済的喪失、死別。
職業上の問題。例:失業、定年退職、経済的な問題。
社会変動。例:急激な政治・経済上の変化。
辱めを受ける、あるいは裁判で有罪になる恐れがあるといった他の様々なストレッサー。
方法が容易に手に入る
ある種の手段がすぐに手に入るということは、自殺が決行されるか否かに大きく関わってくる要因である。そこで、自殺手段を容易に手に入れられないようにすることは有効な自殺予防対策になる。
他者の自殺を経験する
実際に知っている人、あるいはメディアを通じて誰かの自殺を知った人(とくに若者)はそれに影響されて、自分自身も自殺行動に及ぶ可能性がある。
自殺の危険の高い人の心理状態
自殺の危険の高い人の心理状態として以下の3点が特徴的である。
1. 両価性:ほとんどの人は自殺することに対して複雑な相反する感情を抱いている。生きたいという願望と死にたいという願望の間を激しく揺れ動いている。生きていくことの苦しみから逃れたいという衝動とともに、生きたいという願望がともに存在している。自殺の危険の高い多くの人は、実際には死にたいわけではなく、むしろ、人生に満足していないと言うべきである。適切な援助が差し伸べられれば、生の願望は増し、自殺の危険は和らいでいく。
2. 衝動性:自殺は衝動的な行為である。
他の衝動と同様に、自殺衝動も一過性のものであり、数分あるいは数時間し
か続かない。この衝動性はごく日常的な不快な体験から引き起こされるのが
一般的である。そのような危機的状況を解決するか、あるいはしばらく時間
をかせぐことによって、プライマリケア従事者は自殺の願望を減らすのに助
力できる。
3. 頑固さ:自殺の危険が高まると、思考・感情・行為が非常に幅の狭いものになっていく。常に自殺のことばかりを考え、問題を解決する他の方法を考えられなくなってしまい、ひどく極端な思考に陥ってしまう。
自殺の危険の高い人の大多数は希死念慮を伝えている。「死んでしまいたい」「生きていても無駄な存在だ」などと、何らかのサインやはっきりと言葉に出しているのだ。
このような救いを求める必死な叫びを無視してはならない。
どのような問題であっても自殺の危険の高い人の感情や思考は世界共通のものである。
感情 思考
悲哀、抑うつ 「死んでしまいたい」
孤独感 「なにもできない」
無力感 「もう耐えられない」
絶望感 「私は負け犬だ。皆の迷惑になる」
無価値感 「私がいないほうが皆は幸せだ」
改めて復習して、そのサインを見つけることに周りにいる私たちは気をつけなければいけないと思いました。
今日はここまでです。
ラングめぐみからのお知らせ
記事を読んで頂きありがとうございました。
お知らせ1
私の実体験のアンガーログを書いています。有料マガジンで毎週1記事があがります。
ここから飛べます。
宜しければ是非読んで頂ければ幸いです。
お知らせ2
この記事を読んでくださった皆様。
何か他の人のサポートをする際ストレスを感じていて、
それを何とかしたいと思っておられませんか?
わたしにお手伝いできることがきっとあります!
ボイスマルシェでお話しませんか。
女性限定です。
お待ちしています。