ほんとにあった怖い話
「HONKOWA」という朝日新聞出版から隔月で発行されている漫画雑誌を楽しみにしている、ということは何度も書いている。
多分、創刊直後ぐらいからずーっと読んでいる。ここ数年、コンビニ本と呼ばれている再録中心の「HONKOWA」も買って読むようになった。こちらは毎月月末に発売される。
以前は、読んだことあるもの読んだって…という気持ちでいたけど、再録だけでなく新作の連載もいくつかあって、TONOさんの猫で語る怪異を読みたくて買い始めたら、すっかり習慣化してしまった。
三原千恵利さんの懐かしい作品を読むと得した気分になる。そんなことはさておき。
再録作品は最終ページに発表した年月が書かれている。
これ読んだ記憶ないなあ。と思ってそれを見ると、2010年代後半が多い。年数的に言うと、5、6年前。
ここ数年は惰性で買っていて、1回読んだら終わりみたいなパターンが多いからかなーと思っていた。そう自分に言い聞かせていた。
衝撃的だったのは、これ最近読んだばかりだなあ。と思ってそれを見ると、10年以上前だった。
それで、このnoteを書き出している笑。
何が言いたいかというと、どうも35歳から記憶する力が低下しているっぽいこと。
2015年、16年辺りはまだ朧げに記憶している作品はあるけど、17年ぐらいになると、まるっと覚えていない作品が出てくる。
メチャクチャ怖い。
怖いけど、これ覚えている、これ覚えていないと確認する作業も楽しくなっていて、2010年代後半で覚えている作品があると、ホッとする自分もいる。
読んだことある作品を新鮮な気持ちで読めていいじゃない♪という域にはまだ達していない。毎月、ふたつの意味でおそるおそる読んでいる。
HONKOWAのコンビニ本で己の老化を知る42歳。長年読んでいて良かったなと思うよ…。個人差はあるだろうけど、私の記憶力には30代後半に何某かの境い目があるようだ。
50歳ぐらいになったら、いま42歳の時のことをどの程度覚えているんだろう。楽しみなような、怖いような。
老化を楽しんでい…る?