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猫とみみあか

みみあかってひらがなでタイトルにしてしまったけど、みみあかとは耳垢である。アンミカの親戚ではない。

私の耳垢は、恥ずかしながら粘着タイプ。縄文タイプの体質らしい。恥ずかしいというのは、そこからワキガ体質と関連づけられてしまうから。まあその通りで、めちゃくちゃ気をつけているという話はいつか書こうと思う。

父の遺伝子らしく、新婚当時の父が母に耳掃除をしてもらったら、自分と違う耳垢に驚いた母に病気を疑われたという。微笑ましいエピソードである。

そんな遺伝子、女の身で継ぎたくなかった…。

そんな耳垢を猫は何故か舐めたがる。寝ている時とか耳穴狙って舐めてくる。最近は、耳掃除した綿棒を口に含もうとするので、飼い主vs猫の攻防戦になる。なんか旨そうなモン見たみたいな顔で口を開けるので、飼い主はすごく焦る&ビビる。

加齢臭は猫母乳の香りに近いらしい。それが原因かなと思うのだが、私の耳垢は加齢臭が漂っているのかと思うと泣けてくる。自分で嗅いでもよくわからない。

ちょっと気になって、Google先生に私みたいな人はいないか尋ねてみた。似たような人が、ヤフー知恵袋に相談していた。

猫はキレイ好きなので、汚れている耳をキレイにしてあげようという仲間意識があるのでは…みたいな回答が付いていた。

それはとても有り難い話。私、猫に愛されていた。だけどあの「旨そうなモン」を見る目を思い出すと違和感がある。食糧として見ている気がしてならない。ちゅーる食べる時みたいに、綿棒を持つ手を抑えに来る。

猫は不思議だ。

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