小ネタ集
全ては思春期だったからで済ましている、説明付かない話。
★チンドン屋さん
寝ていると、チンドン屋さんのような賑やかな音楽が聴こえてきた。
目を開けても、どこから音がするのかわからないけど、シーツが波打っているように見えた。
私が見える人なら、小人がいたのかもしれない。
★ラジオDJ
私の部屋は長兄から譲り受けた部屋で、古いラジオももらった。
たまに、うつらうつらとしている状態で、ラジオをよく聞いていた。クリスペプラーとかジョン・カビラみたいな軽妙で低音の、今で言うなら「イケボ」?の声を聴いていた。ラジオなので、音楽も聴こえてくる。
実際にラジオを付けっぱにしていることもあったけど、こういうときは聴きながらうっすら気づいている。ラジオなんて付けていないことを。
確かにラジオの声と音楽を聴いているはずだけど、内容は全く記憶していない。
何度かあった。
★ざぶん
金縛り状態になった。浮遊感があって、沈んでいく。沈んでいく過程で、水に入る感触があった。「ザブン、ブクブクぶく…」。飛び起きた。
★新幹線
テスト勉強か漫画を描いていたかで徹夜をした日。深夜3時ごろにベッドに入った。私の実家は、新幹線の高架橋の近くにある。
新潟駅方面からゆっくり新幹線が走ってきて止まる音が聞こえた。新幹線は終電が24時までに到着するようになっているので、そんな時間に新幹線が動くわけはない、はず。
カーテンを開けて高架橋を見ると、新幹線が止まっていて、車両の中でワラワラと乗客が動いているように見えた。
なんだあれ?と思っていると、その新幹線は東京方面に向けゆっくりと動き出した。
普段、私の実家近所の高架橋を新幹線は高速で通過するので、見えるところで止まると乗客が見えるのかわからない。
10月に引退するMaxときの2階からなら我が家の屋根が見えるけど…当時にその車両はない。
銀河鉄道の夜ってこんな感じかなと思った。
★2階が揺れた
実家は2階建て。新幹線が通ると2階が揺れる。2階が揺れて、1階の居間まで降りて行き、家族に向かって「2階が揺れたんだよ」と話す夢を見た日に、新潟県北部地震(1995年)が起きた。
新潟県は1964年に新潟地震があって、この夢を見た後に中越地震(2004年)や中越沖地震(2007年)が起きているから、新潟県は地震が多い土地と言えるかもしれないけど、1980年生まれの私は95年当時、新潟で地震を感じたことがなかった。
余震が頻繁にあった中越地震後は、深夜の揺れは寝ていても直前に目が覚めるようになった。揺れて起きるのではなく、なんで目が覚めたんだろうと思うと揺れ始める。なにか予兆をキャッチしているのかもしれない。天災は地震が一番怖いと思っている。