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はっぴーらいふ壁画アートめぐり(6月編)

老人ホーム「はっぴーらいふ」各施設の壁や玄関口には、入居者さまの手工芸やスタッフとの共同作品が彩られています。

なかでも、壁一面を利用して季節のモチーフを飾り付ける「壁画アート」はこぞって力を入れています。

「壁画アート」は、入居者さまやスタッフがレクリエーションで一丸となって制作することが多く、施設の中で季節をめくる手仕事として楽しく活動なさっています。
今回は、6月の「壁画アート」を取材させていただきました。

【はっぴーらいふ奈良新大宮】レクリエーションでの壁画アート活動!

細かくちぎった紙を貼り合わせ、円形になるように作っていきます。


手先を使った細かい動きは脳への刺激となり、認知症状の改善に働くといわれています。


素敵な共同作品の完成です!施設の壁面に飾られ、入居者さまの間でも会話がはずみます。


◎はっぴーらいふ新大阪での6月壁面アート制作に密着取材!◎


時は5月末。はっぴーらいふ新大阪の壁画アートがすごい!と聞きつけたため、制作担当のYさんに根掘り葉掘りお聞きしました。


最初の下地作成中

―――はっぴーらいふ新大阪では、レクリエーション中に飾りつけを作っているのですか?
Yさん「レクレーション中ではなく、余暇活動としていつも一週間かけてお花や細かい部分の細工をスタッフや入居者さまと作成しています。また4日~一週間かけて飾りつけを行っています。今回は6月なので紫陽花にしました🌼」

―こちらの入居者さまはいつもお手伝いされているのでしょうか?
Yさん「Kさまは最近春先ごろに入居された方で、施設に慣れていただくことも兼ねてお手伝いしていただいています。洋裁をやっていらっしゃったので、手先が器用で色の合わせ方も綺麗なんです」


丁寧に一枚一枚花をつけていかれます。

――展示が終わったり、余ったりしたらどうするんでしょうか?
Yさん「近くの施設のはっぴーらいふ豊中で飾っていただいたりですね。他の施設でも飾ってもらえないかな(笑)」

――今回のイメージは?
Yさん「コンクリートから咲く雨の中の紫陽花です。最終的にはイメージと違うものになったりするんですが(笑)
特に一番しんどいのが壁への下地貼りです。鏡で確認したり、遠目で確認したり、いろいろ大変です。雰囲気が決まるので一番大切にしています」


製作途中


この日は昼食の時間になったため、完成後取材させていただくことになりました…!

~~6月某日~~
完成したてほやほやの日にお伺いしました!


色とりどりの紫陽花がグラデーションになっていて

――――お疲れ様でした!
Yさん「やっと完成しました!休みが重なって少し遅くなってしまったんですが、無事に完成出来てよかったです!本当はみんな紫陽花の色は淡い色が良いって言うんですが、はっきりした色を入れないと締まらなくて。段々グラデーションにしてみました」

Yさん「紫陽花と葉っぱは先日からずっとKさまに作っていただきました。ほとんど全部かな。結構な時間作っていただいていて。一週間くらいずっとかな。日を追うごとに段々上手になられて…。機能訓練になっています。ひと段落してしまったから明日から何してもらおうかな(笑)」


ひとつひとつ手作業で花びらを付けていただきます。


額にいれてかざると

―――こちらの短歌は?
Yさん「Sさまという入居者さまが読まれたものなんです。塗り絵や書道がお得意なかたです。いつも完成度が50%くらいの時にインスピレーションを感じて短歌を読んでくださります(笑)」


入ってすぐの玄関にも紫陽花とSさまの歌のスポットでお出迎え。

新大阪の入居者さまは多趣味な方が多くいらっしゃり、玄関や食堂様々なところに入居者さまの作品が飾られています。Yさん、お疲れ様でした。次の作品も楽しみにしております!


▼大阪府を中心に老人ホーム1100室を運営中