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高齢期リハビリのココロエ㊽ 20年安定している高齢期リハビリ
もうすぐ高齢期リハビリの現場を離れてから一年が経ちます。
時々、休職中の職場やボランティア先の特養、サ高住、グループホームなどに訪問すると
『ほんとにこの業界のケアやリハビリって進歩がない』と感じます。
現場から離れたからこそ、強く思うようになりました。
高齢期リハビリでは相変わらず大半のセラピストが
ストレッチ→筋トレ→歩かせる
が基本です。
百歩譲って、理学療法士がそれをするのはいいと思いますが
作業療法士が相変わらず、パターン化された終わりのない
機能訓練→歩かせるリハビリを
し続けているのは見ていてしんどくなります。
そのようなリハビリは
『する方も』『された方も』一定の『リハビリをした感』があります。
それで成り立っています。
もちろん、そのリハビリ方法がマッチする方には効果が望めますが
10人いたら10人同じようなパターンのリハビリって
なんなんでしょう。
高齢期リハビリで注目されるところは今も昔も機能です
『これは認知機能にいい運動です』
『これは記憶力に刺激があります』
『この運動は細かい手の動きにいいです』
『家事は頭の体操になります』
おいおい、要介護高齢者になると
『機能維持と機能回復』のために生きるのか。
前に他部署に助っ人に行った際は
文字通り、全員同じリハビリ内容でした。
こんな現状は『わたしが入職した18年前から同じです』
高齢期リハビリの尺度は生活に『満足』しているか『幸福』か
が重要です。
私たち現役世代も、生活が豊かか、楽しいか、幸せか
それが重要でしょう。
なぜ、要介護高齢者になるとこの尺度が二の次になるのかな。
そして、この尺度を得意とする作業療法士は
なぜこの尺度を基準にしないのかな。
もう他の職種にあげたらいいじゃないか、と思ったりします。
パターン化した高齢期リハビリの現場をみることがすごくしんどくなってきました。
生意気かもしれませんが
資格『生活リハビリプランナー』がこんな高齢期リハビリを変えるひとつの考え方・実践方法になると考えています。