がんStageⅣでも治す㉚ 血液検査でこたえあわせ
【あらすじ】
①41歳で直腸がんと診断、化学療法→放射線治療→手術により一旦『がん』が消失、43歳で『がん局所再発』、人工肛門保有。
②再発後、無理だといわれていた根治手術を阪大病院にて2024年7月3日に実施。しかし、腹膜転移により手術は中断。根治は外科的にできなくなる。
③手術の影響で自力排尿が現在困難。自己導尿になる。
④抗がん剤治療継続。現在、セカンドライン(二番目に効く薬)
(ゼロックス療法+アバスチン)4クール目
⑤『絶対に治す』と誓う
⑥食事療法・イベルメクチン(臨床前薬)・アレルノン(米ヨーグルト)1か月半目
当方、StageⅣ、44歳の男です
【本編】
食事やイベルメクチン、アレルノンや、なんだかんだして『がん』を治す試みをしているわけですが、その答え合わせの一つとして白血球の数値があります。今回、効果があったのか、答え合わせをしてみました。
白血球数 4000/μl
基準値クリアしました。
では白血球の中身はどんなでしょうか。
白血球の中身
今回は白血球の中身=成分『好中球』『単球』『リンパ球』から答え合わせをしていきます。
『好中球→fNeutro』『単球→fMono』『fLymph→リンパ球』
このようにそれぞれ血液検査表にはこんな感じで表記されます。
今回の結果は以下の通りになります。
【fNeutro(好中球)72.5%(H)】
※ %は白血球中の割合、H、LはそれぞれHigh、Lowです。
好中球、やや高かったですね。
尿中の細菌のせいでしょうか。
主に悪い細菌をやっつけてくれます
抗がん剤をすることにより低下しやすく、副作用で好中球減少症にもなります。
わたしも前回の抗がん剤(フォルフィリ療法)で減少しました。
がんの病気が進むと、好中球が多くなるそうですが…
参考URLです↓
でも好中球はNK細胞と同じく、がん細胞もやっつけてくれる作用があるとのことです。
やっつけてくれるのなら、好中球が増えていいのでは?
ん?矛盾していないか?
ちなみに白血球に占める好中球の標準的な割合は45~75%。
白血球の中で一番、数が多い兵隊です。
【fMono(単球)8.9%(H)】
単球も高かったです。
比較的、変動しない優秀な白血球です。
感染症の防波堤になってくれて抗がん剤の影響を受けにくいそうです。
単球はリンパ球の元にいって、マクロファージとなり、がん細胞をやっつけるお手伝いをするらしいですね。
また困ったことに逆にがんと手を組むと、がんを増悪させる可能性があるかも、という記事も↓
わけわかりません。
単球が『腫瘍関連マクロファージ』なるものになりがんを炎症やがんを増悪させるそうです。
おい、単球、味方なのかい、味方じゃないのかい、どっちなんだい!
【fLymph(リンパ球)16.6%(L)】
一番、高くないといけないリンパ球が低かったです。
リンパ球は三種類、NK細胞・T細胞・B細胞があります。
がんをやっつけるといえば、リンパ球のナチュルキラー細胞(NK細胞)が有名ですよね。実はT細胞もがんばってるみたいですよ。
NK細胞
殺傷能力の高い免疫細胞で病原体やがん細胞への攻撃をしてくれるそうです。頼もしや。これを増やしたいです。
T細胞
外部からの異物(病原体)が危険かどうかの判断をB細胞と共同作業で行い
危険とみなした場合にウイルスなどを攻撃するそうです。
B細胞と仲良しですね。
またT細胞も『がん細胞』を攻撃してくれるそうですね。
ただ、『がん細胞』は厄介なことに、T細胞から攻撃を受けないような『特殊能力』をもっているそうです。
ジョジョでいうと『スタンド』、ハンターハンターの『念』、ドラゴンボールの『気』…。昭和ですね。
つまり『がん細胞』が特殊能力により、T細胞に『おい、T細胞よ、攻撃するんじゃない!』と命令できるみたいです。
おい、もうちょっと、T細胞がんばってくれよ。
そのT細胞の本来の力を復活させるのが
『免疫チェックポイント阻害薬』ですね。
オプシーボ、キイトルーダが有名です。
『Car-T細胞療法』『エフェクターT細胞療法』も
T細胞を活性化させて『がん』に対抗するそうです。
いずれにせよ、T細胞さんには、ナメック星の最長老様に『潜在能力』を解放してもらうかのような手立てがいるわけですね。
潜在能力の高い、T細胞さん。願わくば、普通にがん細胞をなんとかしてほしいですが。
詳しく載ってます↓
B細胞
侵入した病原体が危険があるかどうかをT細胞と判断し
さらに一度、戦った病原体に効果のある抗体をつくるんですね。
参考URLです↓
骨髄抑制
抗がん剤をすると副作用で『骨髄抑制』が起こることがあります。
抗がん剤により『骨髄での血液を生み出す能力が低下する』
つまり『血液の質が下がる』わけです。
なかなか恐ろしい副作用です。
多くは白血球(好中球)が低下するのですが、
わたしも最初の抗がん剤で『低下』しました。
その日は『抗がん剤中止』、ジーラスタという『好中球を上げる薬』を
注射しました。効果はてき面、後日好中球が上がり、『抗がん剤再開』となりました。
好中球が下がりすぎると感染症や敗血症なんかにもなり、相当危険ですね。
でも、がんが進行すると『好中球』が上がるともいわれていますよね。
??
骨髄抑制についての参考URLです↓
ちなみに骨髄抑制では赤血球や血小板の数値も下がり、貧血や血が固まりにくくなることもあるそうです。
あれ?これだけ血液産生に悪影響があるなら
『抗がん剤の骨髄抑制でリンパ球も下がるんじゃないか?』
と思い、ググってみましたが一切、そんな情報は出てきませんでした。
これは医療界のタブーなんでしょうかね。そんな気もします。
『そもそも、抗がん剤をするとなんで免疫力が下がるんだ?』
大事な好中球が…、低下するじゃないか。
抗がん剤以外で白血球の力を抑制する薬剤として
抗がん剤の副作用対策に『ステロイド剤』がつかわれます。
ステロイドの主作用は『抗炎症』と『リンパ球抑制』です。
『副作用抑制と引きかけに免疫を落としとったんかい!』
ステロイド服薬により副作用が治まるのは確かにそうです。実感しました。そうすると普段の生活、栄養をとれます。結果的に免疫が上がるメリットがあるんでしょう。
しかし、前回わたしは5日分出ていたステロイドを2日だけにしました。
なんてことはなかったです。
ゼロックス療法(現化学療法)は『免疫』に作用する?
では私は現在している化学療法『ゼロックス療法』は何に働きかけるものでしょうか?
で、調べましたら『免疫』ではなく『遺伝子レベル』の作用があるそうです。
つまり白血球は下がるかもしれない、血液の成分の質低下リスクはあれど、『がん細胞』へ遺伝子レベルで攻撃できますよ、というものですね。
『しかし骨髄抑制で免疫力下げてまで抗がん剤のメリットはあるんかいな』
年齢や基礎疾患によって、デメリットが上回る場合はあるんでしょうね。
よく巷で
高齢者には抗がん剤はしんどい、とか
抗がん剤でたくさんの人が亡くなっている、とか
医師は抗がん剤を絶対にしない、とか
抗がん剤を使用しないほうがよい、とか
いわれています。
調べていくと、その通りかも、いや違うのかもと思います。
どちらにしても
ステージⅣになった今は
『標準治療=西洋医学では薬が切れたら死ぬしかない』
だからこそ、抗がん剤や自己免疫や代替療法について患者が学ぶことがとても大事な気がします。
ここから代替療法の自己免疫についての具体的なお話です
空腹が免疫力を高める?
好中球は『細菌』を食べます。好中球1個につき、10~20個くらい食べるそうです。
でも、お腹いっぱいの状態や甘いものをたくさん食べると『好中球』のはたらきも悪くなるそうです。
だから空腹時は免疫力が上がるといわれています。
病気の際に食欲低下するのは、身体が『自己免疫力』を高めたいと反応しているからなんでしょうね。
参考文献です↓
次は
がんと直接たたかうリンパ球のお話です。
リンパ球が多いほど、がんに対する自然治癒能力が高いといえます。
リンパ球の計算の仕方は
白血球×リンパ球の割合(%)÷100
わたしの場合は
4000×16.6÷100
664です。
目安は
1500以上(優)今の治療やセルフケアでよし!
1200~1500(良)一部見直して1500を目指せ!
1000~1200(可)今の治療やセルフケアを見直そう
え?わたし、664。
戦闘能力ひくっ!
あかんやん。
参考文献です↓
ちなみに1000以下は疲労感やだるさが強くなるそうです。
いや、最近だるいよ。
感染症にもかかりやすいそうです。
感染症にはなってないですね。
先生、何も言ってなかったぞ?
おそらく自己導尿により一時的に膀胱内の細菌が増加して『好中球』が増えていると思ってはいます。細菌が尿中4058/μlで、結構いはりました。
※自己導尿はどうしても細菌が膀胱内に入りやすいそうです。
ついでに『NLR』についても書きます。
『NLR』は『炎症』の指標だそうで、がんの進行具合や予後の目安になるそうです。
計算方法は
好中球数÷リンパ球数です
わたしは
2900(好中球数)÷664(リンパ球数)
4.36
でした。
正常値は1~2です。11以上はかなりやばい状態だそうです。
ちなみに下の記事によると
3以下に保つことで『がん細胞』に対抗できるとのことです。
リンパ球が多いほうが良いということですよね。
まずは3以下を目指さないと。
わたし4.36…
ポイントは
白血球の総数を増やすこと
リンパ球を増やすこと
好中球を減らすこと
リンパ球と好中球はシーソーのような関係?
どうやら
交感神経 → 好中球増加
副交感神経 → リンパ球
みたいですね。
まずは自己導尿をもっと清潔に行わないとです。
それとリラックスする時間をもっと作ろう。
もう少し、今の自己療法と抗がん剤治療を継続します!