がんStageⅣでも治す52 40半ばにして杖使用
【あらすじ】
①41歳で直腸がんと診断、化学療法→放射線治療→手術により一旦『がん』が消失、43歳で『がん局所再発』、人工肛門保有。現在44歳。
②再発後、無理だといわれていた根治手術を阪大病院にて2024年7月3日に実施。しかし、腹膜転移により手術は中断。
ステージⅣになり根治は西洋医学ではのぞめなくなる。
③手術の影響で自力排尿が現在困難。自己導尿になる。
④抗がん剤治療継続。現在、セカンドライン(二番目に効く薬)
ステージ4になってから(ゼロックス療法+アバスチン)6クール目(実際は2年前に同じ薬をしたのでこの薬7クール目)
⑤『絶対に治す』と誓う
⑥食事療法・イベルメクチン(臨床前薬)・アレルノン(米ヨーグルト)3か月目
⑦2024年4月~10月の期間『がんの進行はストップしてます』と診断される
⑧こんな状態で『ハヤシライス屋』さん開店を目指しています
当方、StageⅣ、44歳の男です。来月、45歳。
【本編】
折り畳み式の杖を購入しました。
リサイクルショップで値札がついていなかったため、店員さんに「これはいくらですか?」と尋ねたところ「うーん、似たようなやつが300円やから300円です。」と言われ即買いしました。
ちなみに定価は1700円程度です。
今年の夏、手術までは山を走るぐらいの体力はあったんですが、現抗がん剤が始まってからというもの、順調に体力が落ち続けています。
気がつけば、散歩することがなくなっていました。ライフワークだったのに。
散歩をしなくなった原因のひとつめは
『寒さ』です。『寒さ』は手足のしびれを増強させます。
ふたつめに
『疲労感(すぐに疲れる)』です。
みっつめが
疲労することによる『ふらつき』です。
この3つのコンボで大好きだった山も遠ざかっています。
そこで登場したのが
300円の杖。
安心感が違いますね。
ふらついた時の「転ばぬ先の杖」的役割。
立っている際に疲労を感じたら杖に寄りかかれる。
階段では手すりがなくとも上り下りができる。
上り坂の際の疲労を軽減してくれる。
実際に使用するとたくさんのメリットを感じました。
しかし、歩き方も変わってしまうので平地はできるだけ杖は添える程度です。
ただ、今日散歩中に
『わたしより先輩の方たち、つまり高齢者ってあんまり杖を使っていないなあ。かたや、わたしは何ゆえに40代半ばで杖を使っているんだろうか。』
と複雑な気分になりました。悲しくも情けなくもないんですが、不条理を感じました。
とはいうものの、『しゃあない、杖を楽しもう』という謎の心持で、しんどいときは使っていこうと思っています。
しかし、これ以上抗がん剤が蓄積していったら…わたしゃ歩けなくなるんではなかろうか。調整してくれるよね、その前に薬、やめたい。