がんStageⅣでも治す56 抗がん剤中の華麗なる生活
【あらすじ】
①41歳で直腸がんと診断、化学療法→放射線治療→手術により一旦『がん』が消失、43歳で『がん局所再発』、人工肛門保有。現在44歳。
②再発後、無理だといわれていた根治手術を阪大病院にて2024年7月3日に実施。しかし、腹膜転移により手術は中断。
ステージⅣになり根治は西洋医学ではのぞめなくなる。
③手術の影響で自力排尿が現在困難。自己導尿になる。
④抗がん剤治療継続。現在、セカンドライン(二番目に効く薬)
ステージ4になってから(ゼロックス療法+アバスチン)6クール目(実際は2年前に同じ薬をしたのでこの薬7クール目)
⑤『絶対に治す』と誓う
⑥食事療法・イベルメクチン(臨床前薬)・アレルノン(米ヨーグルト)3か月目
⑦2024年4月~10月の期間『がんの進行はストップしてます』と診断される
⑧こんな状態で『ハヤシライス屋』さん開店を目指しています
当方、StageⅣ、44歳の男です。来月、45歳。
【本編】
今回は『抗がん剤』したらこんな生活です、というお話です。
抗がん剤のペースはこんなです。
一日目
抗がん剤の点滴
この日が一番、ゆううつです。看護師さんが完全防備するくらいの劇薬が血液に送り込まれます。
時折、アナフィラキシーショックを起こす人がいるそうで、看護師さんに見守られながら行います。
点滴は約4~5時間。
点滴後は『頭がふわふわ』『手足の痺れ』『冷たいものを食べるとのどの閉そく感』を感じます。
この日の夜から『抗がん剤』を毎食後、2週間服薬します。
点滴&抗がん剤服薬開始から2~10日
1~2日目は食欲不振
2~4日目の手足の痺れと言ったらもうひどいです。水道水は触れません。
冬だと冷たいカギとか、ドアノブ、外気でも痺れが増して悶絶します。
手袋は必需品ですね。
6日目あたりから体力低下と易疲労性が顕著になり、ふらつきが出てきます。仕事はできて3~4時間(連続ではできず休憩をたくさんはさみます)くらいでしょうか。
一方、6~14日目くらいまで『杖』が必要になります。
最近は手足の感覚がなくなりつつあり、物をよく落とします。
また足の感覚(表面も内部も)が鈍麻して、足に力が入りにくく、これも疲労とストレスの原因になっています。
14日目以降
『抗がん剤』はようやく休薬です。
少しずつ、痺れなどは少なくなってきます。
しかし、休薬期間は一週間です。すぐにまた『点滴』に戻ります。
と、杖が必要だったり、生活体力が低下したりとなかなかに副作用がきつい状態です。医師もQOLを落とさないことが重要と考えているため簡単に減薬してくれます。
裏を返せばそれだけ適当なんでしょうかね。前も書きましたが『この量を飲まないとがんが進行するよ』とは決して言われません。言ってほしいんですけどね。効果が約束されているなら、耐えるんですが。
そんなわけで減薬を自己判断でしました。
現在の生活はこんなんですが、また減薬してどうなるか、また薬の種類や個人差もありますので、ひとつの参考にしていただければと思います。