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あっ、父さん死んだかも。国光産業最大のピンチ①

忘れもしない2016年5月19日の深夜。

ふとスマホを見ると、母親からの着信履歴が。

「あっ、父さん死んだかも」

何故か私はこう思いました。
こんな夜中に母から電話があるなんて普通じゃない。

心臓がドキドキ。
恐る恐る母に折り返しの電話をかけたらスグに





「会社が火事らしい!!!」





と電話のむこうで叫ぶ母。

え?

火事?

は?

状況が理解できないまま、とにかく会社に向かおうと思い車に乗ります。

しかし、足が震えてアクセルが踏めません。

震える足をグーで殴り
ほっぺたをビンタし
ゆっくり深呼吸して

落ち着け…落ち着け…
と口にしながら車を走らせました。

何故火事に?

ボヤなのか?

どれぐらいの規模?

何も分からず不安な気持ちのまま
会社の近くに到着しました。

しかし…

続く。

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