見出し画像

【転職無双】経験を武器に変える自己分析

私は2021年に転職活動を行い、未上場の中小企業から東証一部上場企業から2社から内定をいただきました。
最終的に本業年収は500万⇨850万円にアップしました。

私自身は転職で大逆転できた私ですが、実は一番苦労したのは、「職務経歴書」でした。

転職で大逆転できた私ですが、実は一番苦労したのは、「職務経歴書」でした。
書類選考のコツを掴むまでは全然通らず、20連敗くらいしました・・・・。
知名度のない会社に勤めていたせいで、書類選考が全然通らないんです。
未上場の中小企業へ新卒で入社した私のような人間は、大企業の採用担当者からしたら得体の知れない人材に見えたのかも知れません。


そんな経験の中で編み出したのが、「経験を武器に変える自己分析」です。
自分自身の強みを再定義することで、書類選考をしっかりと突破できるようになりました。


一般的な自己分析といえば、「自分に一番あっているベストな会社・仕事を探すにはどうしたら良いか?」と問いかけになってると私は思います。

市販の自己分析本を読んでいると、自分の性格・思考方法であったり、過去の経験を洗い出した上で、その情報を元にマッチする職種・企業を探しますよね。

パーソナル診断を元に仕事を選ぶという視点は間違っていないのですが、いくつかの落とし穴があるんですね。

・落とし穴
①自分自身が、やりたい仕事をよくわかってること。
②自分自身が、入社したい企業をよくわかってること。
③本人の気持ちが、未来永劫変わらない。

これらの前提を元に、適職を診断してることになります。

例えば、転職活動をしていて求人を色々見る中で、興味のある仕事が出てきた経験はないでしょうか?
また、募集要項を見た後に、職務履歴書の自己PRを書き換えた経験はないでしょうか?

このように状況で判断がコロコロと変わるので、適職診断ツールのような自分の性格・思考方法を元にした自己分析の方法は武器にはなりにくいと考えています。

自己分析を行って自分にぴったりの求人を探すよりも、求人に合わせて自分自身を変化させる事の方が現実的ではないでしょうか。

求人に合わせて的確なアピールをするためには必要になるのが、自身の経験の中から武器を取り出すためのツール「自己分析」です。


本記事では、自分の武器を探すための自己分析を紹介します。
自分の武器を見つけるためには、自分の手を動かして、頭で考えないといけません。
だって、あなたの頭の中にしか、素晴らしい経験は眠ってないのですから。
私ができることは、考えるためのフレームワークの使い方を伝授したり、考えるヒントを教えるくらいです。

転職で評価される能力って何だろう?

自身の経験の中から武器を取り出すためにも、転職で評価される能力の定義から始めましょう。

これを理解するには、仕事のパフォーマンス実現に関わるさまざまな能力の全体像を構造的に示した氷山モデルが非常に上手く言語化されています。

氷山モデルは、心理学者D.C.マクレランドが提唱した、人間の仕事に関わる能力を構造的に説明する考え方です。ざっくり言うと次のような内容です。
「人間の能力は、氷山のようなものである。氷山は水面上の目に見える部分よりも、目に見えない水面下の方が何倍もの大きさを持っている。人間の能力もこれと同じで、外から見え把握が容易な能力は、全体の能力の一部分にすぎず、その大部分を占める能力を把握するのは容易ではない。」

引用:https://jdandd.com/pocket/talent/

言葉にするとピンとこないかもしれませんが、図解すると非常に明瞭です。
人の能力は、抽象的な能力(氷山の下側)を基礎として、より具体的な能力(氷山の上側)を層のように積み上げた構造をしています

そして、知識・技術といった具体的な能力よりも、抽象的な能力の方が習得が難しく価値の高い能力です。

ここから先は

4,921字 / 3画像
この記事のみ ¥ 150

活動費として大切に使います!